国土交通省
 高度な車載式故障診断システム(OBDシステム)導入検
 討会の設置について

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平成15年6月4日

<問い合わせ先>
自動車交通局技術安全部環境課

(内線42522、42524)

TEL:03-5253-8111(代表)

 

 車載式故障診断システム(OBDシステム)は、車両自身が排出ガス対策装置の異常(突発的故障)を検知・監視し、異常発生時に警報表示して運転者に知らせるとともに、その故障内容を記憶保持する装置です。
 現在の新車には、各種センサ等について電気回路の断線を検知する簡易なOBDシステムの装着が義務付けられているところですが、平成17年から世界で最も厳しい自動車の排出ガス規制(新長期規制)が開始されることとなり、排出ガス低減技術はさらに高度精密化することから、 排出ガス低減性能を良好に保つために、各種センサ情報から車両の排出ガスレベルを診断するような高度なOBDシステムを装着し、故障を確実かつ早期に検出し、改善することが必要となってきます。
 このため、国土交通省は、新長期規制開始後、できるだけ早期に高度なOBDシステムが実用化され乗用車等に導入されるよう、本日、独立行政法人交通安全環境研究所に「高度な車載式故障診断システム(OBDシステム)導入検討会」(検討員名簿は別紙)を設置し、 平成16年3月までに、このシステムが備えるべき要件等を定め、高度なOBDシステムの開発促進を図ることとしました。


(参考)

OBDシステム


(別紙)

高度な車載式故障診断システム(OBDシステム)導入検討会
検討員名簿

(敬称略、順不同)

 

座長 飯田 訓正 慶應義塾大学理工学部システムデザイン工学科教授
検討員 景山 一郎 日本大学生産工学部機械工学科教授
村田 一浩 社団法人日本自動車工業会排出ガス・燃費部会
車検・OBD WG主査
松浦 正典 社団法人日本自動車工業会エレクトロニクス部会
ダイアグノーシス分科会委員
石田 富男 社団法人日本自動車整備振興会連合会教育部長
設樂 俊行 社団法人日本自動車機械工具協会技術企画部技術課長
中島 博幸 社団法人日本自動車機械器具工業会
車検機器及び診断機部会故障診断分科会長
戸澤 秀実 独立行政法人交通安全環境研究所自動車審査部長
野田 明 独立行政法人交通安全環境研究所環境研究領域上席研究員
木場 宣行 自動車検査独立行政法人企画部長
松本 和良 国土交通省自動車交通局技術安全部技術企画課長
四倉 清裕 国土交通省自動車交通局技術安全部審査課長
内藤 政彦 国土交通省自動車交通局技術安全部整備課長
森崎 一彦 国土交通省自動車交通局技術安全部環境課長

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