平成15年12月18日 |
<問い合わせ先> |
自動車交通局技術安全部環境課 |
(内線42522、42524) |
電話:03-5253-8111(代表) |
平成17年度から開始される新長期排出ガス規制などに対応するためのディーゼル車の窒素酸化物(NOx)の低減技術の1つとして、尿素SCRシステムの開発が進められています。尿素SCRシステムは、NOxの低減に有効な新技術として、実用化が期待されていますが、アンモニア(NH3)が排出される可能性があること(アンモニアスリップ)、尿素水欠乏時にNOxが低減されないことなど、世界初となる本システムの実用化にあたって事前に解決すべき安全面及び環境面の技術的課題を有しています。
このため、国土交通省では、独立行政法人交通安全環境研究所に尿素SCRシステムが備えるべき技術的要件等の調査を委託し、本日、第1回「尿素SCRシステム技術検討会」(座長:北海道大学宮本教授)を開催いたしました。
国土交通省では、検討会の検討結果を踏まえ、来年度以降必要に応じて、世界に先駆けて尿素SCRシステムの技術基準等を整備する方針です。
(参考)
尿素SCRシステムの構成図(例)
(別紙)
尿素SCRシステム技術検討会 検討員名簿
検討員 | 宮本 登 | 北海道大学大学院工学研究科教授 | ||
〃 | 岩本 正和 | 東京工業大学資源科学研究所有機資源部門教授 | ||
〃 | 掛川 俊明 | (社)日本自動車工業会排出ガス・燃費部会 | ||
ディーゼル分科会会長 | ||||
〃 | 小川 博 | (社)日本自動車工業会排出ガス・燃費部会 | ||
ディーゼル分科会重量車新試験法WG主査 | ||||
〃 | 播磨 英二 | 日本自動車輸入組合環境・技術委員会委員 | ||
〃 | 鷹觜 豊二 | (社)全日本トラック協会交通・環境部長 | ||
〃 | 堀 政彦 | (財)日本自動車研究所エネルギ・環境研究部研究主幹 | ||
〃 | 宮武 宜史 | 国土交通省自動車交通局技術安全部審査課課長補佐 | ||
〃 | 戸澤 秀実 | 国土交通省自動車交通局技術安全部環境課課長 |
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