平成15年7月22日 |
<問い合わせ先> |
海事局舶用工業課 |
(内線43844、43814)
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TEL:03-5253-8111(代表) |
- 生産動向
- 平成14年の舶用工業製品の生産額は7,975億円となり、2年連続して増加 (前年比5.0%)となった。
- 品目別で見ると、生産額が増加したのは舶用内燃機関(3,072億円(前年比13.6%増))、舶用タービン(196億円(同123.1%増))、舶用ボイラ(167億円(同53.5%増))、舶用補助機械(823億円(同16.5%増))であり、係船・荷役機械(331億円(前年比19.5%減))、軸系・プロペラ(296億円(同15.0%減))、航海用機器(493億円(同9.8%減))、ぎ装品(1,002億円(同1.7%減))、部分品・付属品(1,594億円(同4.0%減))は減少した。
- 舶用内燃機関について見ると、大型ディーゼル機関(出力1万馬力以上)は946億円(前年比13.5%増)、579万馬力(同18.7%増)と大きく増加したのに対し、中型ディーゼル機関(出力1,000馬力以上1万馬力未満)は364億円(同4.5%減)、198万馬力(同0.4%増)、小型ディーゼル機関(出力1,000馬力未満)は332億円(同6.9%減)、353万馬力(同3.2%減)と、生産額は減少した。
- 船外機は米国向けを中心に好調を維持しており、生産額は1,337億円(前年比35.0%増)であった。なお、舶用内燃機関の生産額に占める割合は43.5%である。
- 輸出動向
- 平成14年の我が国舶用工業製品の輸出額は、前年比19.6%増の2,439億円となった。生産額(7,975億円)に占める割合は30.6%(船外機を除くと18.1%)となり、前年よりも増加している。
- 品目別に見ると、輸出額が増加したのは、舶用内燃機関(1,523億円(前年比24.2%増))、航海用機器(250億円(同0.9%増))、舶用タービン(132億円(同227.3%増))、舶用補助機械(165億円(同10.8%増))であり、軸系及びプロペラ(33億円(前年比13.0%減))、部分品・付属品(272億円(同11.0%減))は減少した。
- 仕向地域別に見ると、上位は北米向け(971億円)、アジア向け(739億円)、欧州向け(462億円)であり、これらの3地域で全輸出額の89.1%を占めている。 なお、国別では、米国842億円(船外機625億円、小型ディーゼル機関45億円、電波計器44億円 等)、韓国333億円(蒸気タービン72億円、中型ディーゼル機関48億円、ポンプ34億円 等)、中国133億円(中型ディーゼル機関28億円、ポンプ12億円、電波計器12億円 等)が上位を占めている。
- 輸入動向
(1)造船事業者による舶用工業製品の輸入
- 造船事業者による平成14年の舶用工業製品の輸入額は、前年より56.1%増加し362億円となった。
- 品目別に見ると、ぎ装品が全輸入額の60.5%と大半を占めている。その他の品目では、舶用補助機械(構成比14.9%)、舶用内燃機関(同9.9%)が多い。
- 地域別では、欧州が全輸入額の61.5%を占めている。その他の地域を国別で見ると、韓国(構成比21.6%)、中国(同7.8%)、米国(同7.3%)の順となっている。
(2)舶用工業事業者による舶用工業製品の輸入
- 舶用工業事業者(従業員が常時10人以上の事業所)による平成14年の舶用工業製品の輸入額は、131億円(前年比4.6%減)であり、前年と比較して減少した。
- 主な輸入品は、部分品・付属品(64億円(前年比0.8%減))、ぎ装品(31億円(同25.0%減))、航海用機器(16億円(同26.6%増))であり、全輸入額の85.1%を占めている。
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