平成15年10月7日 |
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海事局舶用工業課 |
(内線43833) |
TEL:03-5253-8111(代表) |
FRP製プレジャーボート等の不法投棄、放置艇の沈廃船化等社会的問題に対処するとともに、循環型社会の構築や資源の有効活用等の社会的要請に応えることを目的として、
国土交通省では、平成12年度より「FRP廃船高度リサイクルシステム構築プロジェクト」を実施している(別添資料1(PDF形式)参照)。
平成15年度は、昨年に引き続き、「リサイクルシステム総合実証試験」(以下、総合実証試験)を、関東から九州地域までのモデル地区において実施する。
広島県廃船処理対策協議会(事務局:広島県空港港湾局港湾管理室)が行う「FRP廃船処理の集中トライアル(試行)」と連携する他、地方自治体及びメーカー等関連事業者との協力により実施することとしている。
地域毎(数カ所を想定:関東〜九州)に、個人及び自治体から使用済み船を公募し(全体で約300隻)、陸上(トラック)又は海上(台船、曳航等)輸送により、自治体等から提供される一時保管場所まで運搬。
その後、分別・解体試験を実施し、FRP破砕片(約1m角(約80トン))を得る。
FRP破砕片を中間処理プラント(下関市)に運搬後、2p角まで粉砕し、選別・調合工程を経て、セメント焼成用FRP混合物(約100トン)を製作。
FRP混合物をセメント工場に運搬し、セメントの原燃料として再利用するセメント焼成試験を行う。
(1)解体試験
実施場所:千葉県、静岡県、兵庫県、広島県、愛媛県他
日時 :10月15日〜11月末日
(2)中間処理試験(粉砕・選別・混合)
実施場所:山口県下関市(林兼造船所跡地)
日時 :11月4日〜11月末日
(3)リサイクル(セメント焼成)試験
実施場所:住友大阪セメント赤穂工場(兵庫県)、トクヤマ南陽工場(山口県)、宇部興産苅田工場(福岡県)
日時 :12月上旬(詳細未定)
※実証試験の取材を希望される方は、事前に上記連絡先までご連絡お願い致します。
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