国土交通省
 「東京湾の干潟等の生態系再生研究会」報告について
 〜東京湾干潟ネットワークの形成に向けて〜

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平成15年6月6日
環境省
<問い合わせ先>
港湾局環境整備計画室

  (内線46672、46673)

TEL:03-5253-8111(代表)

 

 

  1. 背景
     干潟等の海水浄化機能を活用した水質改善や干潟等が有する豊かな生態系の保全や再生について世論の関心が高まる中、国土交通省港湾局と環境省自然環境局は、東京湾全域を対象として、 生態系保全を視野に入れた干潟等による海域環境改善方策についての共同調査を平成14年度に実施しました。
     学識経験者、港湾管理者(関係自治体)等から構成される研究会を設置して検討を進めてきましたが、この度、研究会の報告書がまとまりましたので、お知らせします。

  2. 研究会報告書の構成
    • 東京湾の干潟等の自然環境の現況及び変遷
    • 干潟・藻場・浅場の保全・再生のあり方
    • 生態系の連続する干潟ネットワークのあり方
    • 東京湾の干潟等の生態系再生の方策
    • 今後の取組に向けて

  3. 研究会報告のポイント
    (1)生態系の連続する干潟ネットワークの形成
     東京湾において多様で豊かな生態系を再生していくためには、干潟、藻場、浅場などの連続した生息環境や生物の移動・定着を可能とする干潟ネットワークの形成が重要。

    (2)東京湾の干潟等の生態系再生に向けて
     今後、施策の具体化に向けて次のような視点からの取組が望ましい。

    • 個々の取組をそれぞれ単独で進めるのではなく、干潟ネットワークの形成など方策に応じた連絡会議の設置、連携事業の実施など、関係者間の連携体制を強化し、一体的、総合的に取組を展開。
    • 自然再生推進法の枠組み等の活用も図りつつ、地域住民やNPO、専門家なども含めた多様な主体の参加、協力を得ながら施策を展開。
    • 干潟等の再生を効果的に推進していくため、再生の効果をモニタリングし、その結果を今後の施策に反映させる順応的な進め方により進める。
    • 再生された干潟等は、大都市圏において自然に触れあえる貴重な空間であり、環境学習の場や自然と親しむ場としても活用。

  4. 今後の取組について
     国土交通省港湾局と環境省自然環境局は、引き続き、東京湾に限らず、海域環境の改善方針について生態系の保全・再生の視点を踏まえた連携を図っていくこととしています。

  5. 研究会報告の概要
     別添資料(PDF形式)をご参照ください。

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