国土交通省
 航空事故調査報告書を踏まえた安全対策の徹底について
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平成15年11月28日
<問い合わせ先>
航空局技術部乗員課

(内線50302)

 運航課

(内線50122)

TEL:03-5253-8111(代表)

 

 平成15年11月28日、航空・鉄道事故調査委員会は、平成14年6月26日、下地島空港において発生した全日本空輸株式会社所属JA8254号機(ボーイング式767型)の航空事故調査報告書の他8件の航空事故調査報告書及び2件の航空重大インシデント調査報告書を公表した。
 これらの航空事故調査報告書等を踏まえた航空局の対応については以下のとおりである。

  1.  下地島空港において発生したB767型機の航空事故調査報告書を踏まえ、航空会社に対して、同報告書の内容を十分検討し、同種事故の再発防止に役立てるとともに、同報告書の所見の趣旨を踏まえ、以下の措置を講じるよう指導する。
     1一発動機模擬不作動での着陸訓練に関して、訓練中に航空機が危険な状態に陥る恐れがある場合には、実機訓練教官が直ちに操縦を代わることができるような訓練実施方法について検討し、必要に応じて規定等に反映すること。
     2当該訓練に関して、やむを得ず着陸復行が必要となった場合に安全に着陸復行ができるような着陸復行実施手順について検討し、必要に応じて規定等に反映すること。
     3上記1及び2について、実機訓練教官に対して周知し、教育訓練を実施すること。

  2.  回転翼航空機による木材の搬出作業の安全確保について、以下の安全対策を関係団体に対し周知・徹底するとともに、当省ホームページに掲載する。
     1 作業の実状に即して安全が確保されるよう手順等の再確認を実施し、必要に応じて注意事項等を具体的に社内のハンドブックや作業手順書等に反映すること。
     2上記について、作業に携わるすべての者に対し周知徹底するとともに、基本的な手順の励行と安全意識の向上を図ること。

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