平成15年3月25日 |
<問い合わせ先> |
大臣官房技術調査課 |
(内線22353) |
総合政策局建設施工企画課 |
(内線24953) |
TEL:03-5253-8111(代表) |
(1)改正概要
土木工事積算基準のうちの現場管理費は、品質管理、安全管理など工事監理を実施するために必要な経費であり、今般、平成12年度及び平成13年度に現場管理費率の改正を行わなかった7工種について、平成13年度竣工工事等の実態調査結果等を用いて分析した結果、7工種のうち3工種において、従来の経費率の下では実態上必要とする現場管理費が不足する状態となっていることが明らかとなりました。
このため、実態に合った積算とするよう、3工種について現場管理費率を改正しました。
(2)改正内容
平成12年度及び平成13年度未改正工種のうち、データ数が確保され、現行基準との類似性が確保されるなどの要件を満たし、現場管理費が不足する3工種について、現場管理費率を改正することとしました。(別紙1)
(1)概要
土木工事標準歩掛は、土木請負工事費の積算に用いる標準的な施工条件における単位施工量当たりの労務、材料、機械の運転時間等の所要量(歩掛)について、各々の工種ごとに表したものです。
土木工事の施工歩掛は、一定しているものではなく、各種施工制約の増加などの社会環境変化あるいは使用機械の多様化、新技術・新工法の開発などに起因する施工形態の変化等により常に変化しています。
常に実態を反映した適正な資料とするため、これまでに制定した工種についてモニタリング調査(施工形態動向調査)を実施し、施工形態の変化が見られた工種について、「施工合理化調査」により歩掛の実態調査を行うこととしており、土木工事標準歩掛の改正は、この実態調査のデータを踏まえ既存制定工種の歩掛改正及び全国的に普及して施工頻度の増えてきた工種の新規制定を行っています。
今年度は「排水構造物工」など13工種について歩掛改正を行いました。
(2)改正内容
平成13年度に行いました、施工実態調査結果を用いて分析した結果、使用機械や工法の変化など施工形態に変化の見られた13工種について既存歩掛の改正を行いました。なお、これら歩掛の改正に際しては積算の合理化を目的として、歩掛条件の大括化、日当り歩掛化、諸雑費率化等歩掛の簡素化を図りました。(別紙2)
また、市場単価方式への移行にともない、RC場所打ホロースラブ橋工の「鉄筋工」について削除を行いました。
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