国土交通省
 第4回「北海道田園委員会」の開催について
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平成15年11月18日
<問い合わせ先>
北海道局農林水産課

(内線52712)

TEL:03-5253-8111(代表)

 

 国土交通省北海道局では、北海道内各地での住民主体の地域活性化活動を支援し、農山漁村地域の発展に寄与することを目的として、「わが村は美しく−北海道」運動を推進しており、運動の円滑な推進及び支援に関する事項について幅広く調査し、審議するため、北海道田園委員会を設置しています。
 この度、第4回「北海道田園委員会」を下記のとおり開催することとなりましたのでお知らせします。
 なお、会議は公開としております。

  1. 開催日時  平成15年11月25日(火) 14:00〜17:00

  2. 開催場所  札幌市中央区北4条西5丁目 KKR札幌 3F 鳳凰

  3. 開催内容  (1)運動推進に係る取組み状況及び今後の推進方向について
            (2)「わが村は美しく−北海道」第2回コンクールについて


「わが村は美しく−北海道」運動について

  1. 運動の趣旨
     北海道は明治初期の開拓以来130年、厳しい気象条件を克服し、西欧や米国の近代的な農業技術を取り入れ、火山灰や泥炭などの厳しい土地条件を改良しながら、今日では我が国最大の食料基地として発展してきました。
     近年では、安全な食料の安定的供給といった役割に加え、雄大な自然と美しい景観に恵まれた北海道の農山漁村には、自然環境の保全、良好な景観の形成など、いわゆる多面的機能の十分な発揮が期待されています。
     こうした中、北海道の持つクリーンな魅力を一つのブランドとして、消費者の求める安全・健康志向に応えるとともに、本州にはない広大な農村空間の魅力を地域の資源として活用し、活力のある農山漁村を築くことを目途として「わが村は美しく−北海道」運動を展開するものです。

  2. 運動の展開方法
     この運動は、地域の個性を活かし、地域住民自らが主体的に「グランドデザイン」を描くことにより、住む人が自慢できる美しい景観の形成、農林水産物や特産物のブランド化、これらの魅力を求めて訪れる都市住民等との交流という3つのテーマに沿った地域づくり活動を展開します。

    (1)「景観を育てる」
     1地域の特色ある自然・景観(緑地・水辺等)や伝統・文化を活かした「個性的な美しい村づくり」
     2環境の保全・創造を通した「誰もが安心して住める村づくり」

    (2)「地域の特産物を育てる」
     1消費者ニーズに応え、環境との調和に配慮した、安全で安心できるクリーンな食料の提供に向けた取り組み
     2豊かな農林水産資源と原産地にこだわった魅力あふれる特産物から生み出される新たなブランドづくり

    (3)「人の交流を育てる」
     1都市など他地域との交流を通じた魅力ある農山漁村の形成と地域の活性化
     2本運動と連携した、新たな観光資源としての北海道の魅力づくり

    地域の団結力を生かした自主的・日常的なまちづくりによる癒し感ある景観(標茶町) 日本一の豆を広く普及させた生産者による加工・販売活動(本別町) 新規移住者がきっかけとなり、地域の魅力を引き出した農村休暇を提供(新得町)
    地域の団結力を生かした自主的・日常的なまちづくりによる癒し感ある景観(標茶町) 日本一の豆を広く普及させた生産者による加工・販売活動(本別町) 新規移住者がきっかけとなり、地域の魅力を引き出した農村休暇を提供(新得町)

  3. 運動推進のための取組
    (1)「北海道田園委員会」の設置
     
    この運動の理念や推進方策を幅広く検討するため、平成13年2月に有識者等からなる「北海道田園委員会」を設置しました。
     委員会はこれまで3回開催され、運動の方向性や、運動推進の一環としてのコンクールの進め方等が検討され、それに基づき運動展開を図っているところです。
     今後、次回コンクールの取組方や、地域づくり活動団体に対する支援のあり方等について検討していく予定です。

    (2)コンクールの開催
     
    北海道開発局では、「わが村は美しく−北海道」運動の一環として、地域住民主体の優れた取組を表彰することを通じて、地域づくり活動団体を支援し他地域への啓発を図ることを目的とし、コンクールを実施しています。
     第1回コンクールは平成13年度から平成14年度にかけて実施され、全道各地70市町村から126件(114団体)としての応募があり、24団体が受賞しました。次回コンクールは平成16年度を予定しています。

    (3)シンポジウム等の開催
     
    全道各地域において、運動をPRすることを目的とした地域シンポジウムや国際シンポジウムのほか、コンクールの記念シンポジウム等が開催されました。
     今後は、各地域での運動の更なる浸透・発展を目的として、地域セミナー等の開催を予定しています。

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