国土交通省
 e−タグモニター実証実験等について(RFID(無線タグ)技術を
 用いた航空手荷物の「手ぶら旅行」サービスに関する実証実験)

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平成16年1月16日

<問い合わせ先>
総合政策局情報管理部情報企画課
(内線28132)
航空局飛行場部新東京国際空港課
(内線49312)
政策統括官付(物流担当)
(内線53343)
TEL:03-5253-8111(代表)

 

 国際空港の高度IT化を先導する「e−エアポート」構想の一環として、これまでRFID(無線タグ)技術を用いて宅配手荷物と航空手荷物を融合した「手ぶら旅行」サービスに関する基礎調査に取り組んできたところです。
 RFID技術については、国際航空輸送分野における利用者の利便性向上、空港における業務効率化や保安面での活用を視野に入れた導入の動きが活発になっています。
 このような背景から、航空の保安を確保しつつ利用者の利便性向上を目指すため、次世代空港システム技術研究組合、新東京国際空港公団、NTTデータ、航空会社及び宅配事業者等の協力を得て、モニターを募集しての標記実証実験を行うこととしましたので、お知らせします。

  1. 実証実験の目的
     新東京国際空港より出発される国際線旅客にモニターとして「手ぶら旅行」サービスを利用していただき、サービスの受容性、運用の手法を検証することを目的としています。

  2. 実験期間(予定)
     平成16年3月1日〜3月25日
     (2月中旬以降、航空会社及び宅配事業者において実証実験にご参加いただくモニターを募集します。)

  3. 実証実験の概要
     実証実験の流れは以下の通りです。
    1 航空会社及び宅配事業者が、新東京国際空港から出発する国際線旅客を対象にモニターを募集します。
    2 宅配事業者が、モニターの自宅等で航空手荷物を受け取り、新東京国際空港に搬送します。航空手荷物にはRFIDが添付されます。
    3 新東京国際空港に搬送された航空手荷物は、爆発物検知装置(EDS)による安全性検査を受け、モニターの出発当日まで一時保管されます。
    4 出発当日、モニターは、機内持込荷物のみを携帯する「手ぶら」で新東京国際空港に赴き、搭乗手続きを行います。搭乗手続きの終了後、一時保管された航空手荷物は航空機に搬送されます。
    5 モニターは、渡航国空港のターンテーブルで航空手荷物を受け取ります。
    6 航空手荷物の物流はRFIDで管理され、モニターは預託した航空手荷物の搬送状況を確認することができます。


(参考)

  1. 別紙1 「e−エアポート」構想全体概要PDF形式
  2. 別紙2 実験概要PDF形式
  3. 別紙3 RFIDのイメージPDF形式

  4. 用語注釈
    • RFID(Radio Frequency – Identification)
       無線通信により非接触でデータを交信する識別技術。情報を電子回路に記憶するIDタグと、データを読み書きするリーダライタで構成される。非接触型ICカード等と呼ばれることもある。
    • インラインスクリーニング(In Line Screening)方式
       航空手荷物のセキュリティ検査において、爆発物検知装置(EDS)を荷物操作システム(BHS)に組み込むことにより、セキュリティ確認と荷物の仕分けを同時に行う方式。従来手荷物の預託前に行っていたセキュリティ審査を預託後に行うこととなるため、チェックインカウンターのフロントスペースに余裕を持たせることが可能となるほか、預託前のセキュリティ審査に要していた時間を省略できることとなる。
    • EDS(Explosive Detection System)
       爆発物検知装置。CTスキャン等による荷物の中身の輪切り画像表示、物体の比重検知等により爆発物の検知を支援する。

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