平成16年3月19日 |
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総合政策局海洋室 |
(内線24363)
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TEL:03-5253-8111(代表)
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日本海等における大規模油流出事故への対応に関する日・中・韓・露間の国際協力の枠組をとりまとめた「北西太平洋行動計画(NOWPAP)地域油流出緊急時計画」が策定に向けた実質的合意に到達し、4月1日より暫定的な技術的ガイドラインとして運用されることとなった。 |
- 今回の計画は、NOWPAPの活動の1つである「NOWPAP/4(海洋汚染への準備・対応に係る地域協力手法の開発)」に係る部分を受けたもの。
- 【参考】NOWPAP(Northwest Pacific Action Plan)とは
UNEP(国連環境計画)の提唱で行われている世界の14の地域海(Regional Sea)に係る環境保全行動計画のうち、日本海及び黄海を対象として、1994年に日本、韓国、中国及びロシアの4ヶ国が採択した行動計画のこと。
海洋環境データの整備、海洋環境モニタリングの構築、海洋汚染に対する準備及び対応などの分野での参加各国の協力の取り組みが盛り込まれている。(詳細別紙1、2参照)
- 本計画は、平成9年のナホトカ号事故等を受け、日本海等における大規模油流出事故対応の重要性にかんがみ、NOWPAPにおける海洋汚染緊急時準備・対応関係の会合において、国土交通省(海上保安庁)が外務省と連携して積極的に議論を進めてきたものであり、国際法上の法的拘束力のない協力の枠組として策定しようとするもの。
- 内容としては、合同研修・訓練、油汚染監視と漂流予測、計画の枠組みの中での援助要請、共同オペレーション、報告及び通信、後方支援(通関、入管手続き等)、広報対応などに関する沿岸国の協力の枠組みが盛り込まれている。(詳細別紙3参照)
- 本計画は、計画に基づく協力を謳った覚書(MOU)への各国の署名完了に伴い、正式に採択・発効することとなるが、2004年4月1日よりMOUへの署名完了まで間、暫定的な技術ガイドラインとして運用することになっている。
- 今後、できるだけ早い本計画の正式な発効に向けて取り組みを進めていく所存。
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