平成16年5月19日 |
<問い合わせ先> |
総合政策局 |
観光部旅行振興課 |
(内線27312、27324)
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TEL:03-5253-8111(代表)
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標記会議を、平成16年5月18日(火)(現地時間)、カナダ連邦アルバータ州バンフにおいて開催しました。
日本側は、洞 駿 国土交通審議官をはじめ、国土交通省、国際観光振興機構、旅行業界、航空会社等の関係者、カナダ側から、シャルル・ラポアント・カナダ観光局会長をはじめ、カナダ観光局、州政府、旅行業界、航空会社等の関係者が出席しました。
日・カナダ両国は、両国間の観光交流を促進するための課題について、幅広く意見交換を行ったところ、結果概要は下記のとおりです。
記
- 冒頭、カナダ側代表としてシャルル・ラポアント・カナダ観光局会長、ミッシェル・マッケンジー・カナダ観光局総裁及び日本側代表として洞 駿国土交通審議官が挨拶した。この中で、洞国土交通審議官より、2010年までに日加の交流人口を、訪カナダ日本人旅行者数80万人、訪日カナダ人旅行者数20万人、合計100万人(2003年は、訪カナダ日本人旅行者数27万人、訪日カナダ人旅行者数12万人、合計39万人)とすることを目標として取り組むことを表明し、これに対して、ラポアント・カナダ観光局会長より、カナダにとって日本は極めて重要な市場であり、当該目標を全面的に支持する旨発言があった。
- 日加両国の観光交流に関するノウハウや米国、欧州、アジア等の第3国市場に関する分析等の情報共有することの重要性について意見の一致を見、今後両国間でこれらの情報共有を進めることについて合意した。
- 両国間の交流人口を増大させるためには、航空輸送力の強化が必要であることから、両国とも、当該問題については、長期的課題として、そのために可能な方策について最大限努力する必要があるとの認識で一致した。
- 旅行者の安全・安心の確保はきわめて重要な問題であるが、日加両国とも安全な旅行目的地としての長所があると考えられることから、この点を積極的にPRすることが重要であるとの点で一致した。
- 両国参加者より、新しい商品開発に関する様々な取り組みについて報告があり、このような取り組みを今後とも積極的に行っていくべきとの認識で一致した。
- この他、日加間で観光交流を促進する上での課題について、様々な問題提起がなされたが、これらの問題については、今後、両国の実務者レベルの検討の場を設置することにより引き続き検討していくこととなった。
- なお、次回協議について、洞国土交通審議官より、今後の実務者レベルの検討状況を見極めつつ、1年〜2年後を目途に日本において開催する意向である旨発言があった。

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