平成16年6月25日 |
<問い合わせ先> |
総合政策局交通消費者行政課 |
(内線25504、25518) |
TEL:03-5253-8111(代表) |
交通バリアフリー法が平成12年11月に施行されてから約3年超が経過しつつあります。この間、国土交通省では、鉄道やバスなどの公共交通機関のバリアフリー化を積極的に推進してきたところです。
一方、このようなハード面の整備のみでは、真のバリアフリー社会を実現させることは不可能です。このため、交通バリアフリー化への国民全体の理解や、一人ひとりのボランティア精神等「心のバリアフリー」の推進が必要となっており、国土交通省においても、この「心のバリアフリー」を推進するため、従前より交通バリアフリー教室の開催や、各種パンフレットの作成・配布等様々な施策を行っております。
今般、この「心のバリアフリー」推進の一環として、特にこれからの社会を担う子供たちにバリアフリーに対して問題意識を持ち、主体的に取り組んでもらうことを目的とし、小学校高学年の児童を主な対象としたCD−ROM「みんなで考える交通バリアフリー」を作成しました。
このCD−ROMの作成に当たっては、教育関係の実務者や専門家と議論し色々なアイデアを頂くとともに、試作版のCD−ROMを実際に子供に使ってもらったり、自身視覚障害のある玩具メーカーの担当者に音声部分をチェックしていただくなど、様々な方の協力を得ることができました。
このソフトは、コンピューターを使ってクイズ感覚で楽しく交通バリアフリーの基礎知識について学べる内容となっています。また、音声読み上げソフトにも対応するので音声だけで学ぶこともできます。
今後、総合学習の場等で利用して頂くべく運輸局等を通じて働きかけていく予定です。
このほか、(財)交通エコロジー・モビリティ財団のホームページ上での公開を予定しています。
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