国土交通省
 第3回「ITS日仏ワークショップ」の開催について(結果)
ラインBack to Home

平成16年10月25日
<問い合わせ先>
総合政策局国際建設室

(内線25803、25816)

 国際業務室

(内線25913、25916)

TEL:03-5253-8111(代表)

 

 わが国とフランスとの間で国土交通分野に係るITSの分野に関する情報交換及び意見交換を行うため開催した標記会合について、結果を下記のとおりご報告いたします。

  1. 日時 : 平成16年10月22日(金)9:30〜17:30
  2. 場所 : 名古屋マリオットアソシアホテル 17階「ルピナス」

  3. 開会挨拶 : 【日本側】   愛知県副知事 森 コ夫
             【フランス側】 仏県議会議長協会会長 クロディ・ルブルトン
                      (日本の全国知事会長に相当)
  4. 出席者 : 【日本側】 国土交通省大臣官房参事官(国際建設)藤森 祥弘
                          大臣官房参事官(国際業務)小川 晴基  他
            【フランス側】 仏設備運輸住宅観光海洋省 道路交通安全局・陸上輸送局 ITS部長、
                     道路橋梁技監 ジャン−フランソワ・ジャナン  他

  5. 主な議事内容
    (1)議論概要:テーマ 「地方自治体におけるITS」
    1政策に対する評価
     日本側より、公共交通(乗合バス)利便性向上のための利用者への情報に関するデータフォーマット標準化の取組み、自動車による交通事故・渋滞・環境への悪影響の解消のための高速道路上での実験例及び効果の紹介がなされた。
    2地方自治体におけるITSの推進方策
     日本側より、愛知県におけるITS推進構想の概要、市町村との協力に関する報告がなされた。
     フランス側より、環境(騒音、大気汚染防止)に配慮し、将来的に低コストとなる小規模自動車「サイバーカー」に関する具体的取組み等の紹介がなされた。
    3国の役割
     日本側より、公共交通の利用者への情報に関するデータフォーマット標準化の取組みの有効性についての評価結果のほか、ITSに関する国の諸施策の紹介がなされた。

    (2)次回テーマ
    1政策評価
     1) ITSプロジェクトの評価方法
     2) ITS政策の比較
    2地方公共団体のITS計画についての情報交換
    3交通利用者への電子情報提供
     1) 規準化
     2) 地方公共団体と国の役割

    *次回会合は来年半ば頃、フランスでの開催を予定。

     

    (参考)

    • 日仏協力会議:2002年1月のゲソ大臣と扇大臣との間の合意に基づき、ITS、都市交通、海洋汚染防止、航空事故調査の4分野について、両国の専門家(課長級)の間で意見交換等を行うもの。
    • ITSについては、2002年9月にパリで第1回会合、2003年7月に東京で第2回会合がそれぞれ開催されており、今回は3回目の開催となる。
    • 第1回会合においては、ITSの開発・普及における政府の役割、評価を中心に具体的事例を通じた意見交換等により、協力を進めることを合意。
    • 第2回会合においては、第1回会議で合意されたITSの開発・普及における政府の役割、評価に加え、個別課題としてのITSの国際標準化、ETC、先進安全自動車、情報システムへの活用等を議論。

ライン
All Rights Reserved, Copyright (C) 2004, Ministry of Land, Infrastructure and Transport