平成16年10月26日 |
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TEL:03-5253-8111(代表) |
国土交通省が富山県と共に国連環境計画(UNEP(ユネップ))に協力して設置準備を進めてきた「北西太平洋行動計画(NOWPAP)」の本部事務局が、11月1日に国連機関として富山に開設されることとなった。 |
11月1日、富山にNOWPAPの本部事務局(Regional Coordinating Unit、以下「RCU」という)が正式に開設される。(別紙1参照)RCU富山事務所はNOWPAPの「本部事務局」として、事業の調整、各種会合の開催、資金調達、財務管理等を行う。
なお、RCU富山事務所は、日本海側で初の国連機関事務局となる。
【参考1】NOWPAP(Northwest Pacific Action Plan)とは
UNEP(国連環境計画)の提唱で行われている世界の13の地域海(Regional Seas)に係る環境保全行動計画(別紙2参照)のうち、日本海及び黄海を対象として、1994年に日本、韓国、中国及びロシアの4ヶ国が採択した行動計画のこと。
海洋環境データの整備、海洋環境モニタリングの構築、海洋汚染に対する準備及び対応などの分野での参加各国の協力の取り組みが盛り込まれている。(別紙3参照)
【参考2】RCU(Regional Coordinating Unit)について
本部事務局の機能を担う地域調整部(RCU)事務所を日本(富山)と韓国(釜山)の双方で共同設置することが第6回政府間会合(2000年)にて合意。これを受け、本年11月1日にRCU富山事務所、11月2日にはRCU釜山事務所が設置されるものである。(両事務所開設まではUNEP本部(ナイロビ)が暫定事務局となっている。)
国土交通省は、RCUの富山への立地に必要な条件整備を鋭意進めてきたところであり、事務所運営費の財政支援、社団法人日本海難防止協会を通じた支援などにより、今後とも、富山事務所の運営を支援していくこととしている。
RCU富山事務所の開所式は11月1日午前9時より富山市で開催される。国連、日本・韓国・中国・ロシアの政府および関係機関等、約200名が出席の予定。
国連側からは、カカケールUNEP(国連環境計画)事務局次長、地元代表として中沖豊富山県知事等が出席。
我が国政府からは北側国土交通大臣の代理として安富正文国土交通審議官が出席して大臣挨拶を代読するほか、環境省、外務省関係者が出席。
その他、来賓によるテープカット、地元中高生による合唱と人間環境宣言(英語)の暗誦、国連旗掲揚などが予定されている。(別紙4参照)
開所式に引き続き、NOWPAP10周年記念講演会が、UNEP、外務省、国土交通省、環境省、富山県、富山市の共催により11月1日午前10時30分から富山市で開催される。カカケールUNEP(国連環境計画)事務局次長による基調講演やNOWPAP参加四カ国の著名な専門家による海洋環境の保護に関する講演等が行われる。(別紙5参照)
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