国土交通省
 「合同庁舎3号館屋上庭園」の公開について
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平成16年4月6日
<問い合わせ先>
都市・地域整備局公園緑地課
緑地環境推進室

(内線32963)

TEL:03-5253-8111(代表)


 

 屋上緑化に関する技術の紹介、普及啓発を図るため、国土交通省(合同庁舎3号館)屋上の緑化施設(屋上庭園)を、昨年度に引き続き下記のとおり公開することといたしましたのでお知らせします。

 公開日     平成16年4月9日から平成16年12月17日までの
           毎週金曜日(祝祭日は除く)
 公開時間    午後2時から4時まで
 申込み方法  見学を希望する日の前日までに申込みが必要。

申込先
 国土交通省 都市・地域整備局
  公園緑地課 緑地環境推進室 緑化推進係
     TEL 03-5253-8111(内線32963)
     FAX 03-5253-1593
    夜間直通 03-5253-8420

 屋上庭園ホームページ
       http://www.mlit.go.jp/crd/city/park/okujyo/index.html


「合同庁舎3号館屋上庭園」の概要

 都市におけるヒートアイランド現象の緩和、良好な自然的環境の創出のためには、既成市街地における緑化の推進が求められており、その手法の一つとして屋上緑化が注目されています。
 この屋上庭園は、最新の屋上緑化技術を使用し、既存の建築物の屋上を人と環境に優しい緑の空間として平成12年度に整備したものです。屋上緑化を行うことによるさまざまな効果について調査を行っています。

 施設面積:約500m2
 施設の内容:中高木   約40本(エゴノキ、ソヨゴ、ゲッケイジュ等)
          低木   約70m2(アセビ、ヒサカキ、ボックスウッド等)
          地被類  約50m2(セダム類等)
          芝生   約180m2
          池・流れ 約40m2(空調機器からの排水や雨水を活用)

調査の内容と結果
○断熱効果の測定
 屋上緑化による建築物の断熱効果について、植栽の種類や土壌の厚さ等による効果の差を測定してきている。

[夏期における効果]
 緑化していない屋上表面の温度は日中に60℃近くまで上昇するが、植栽基盤の下面は約28℃を終日保っており、断熱効果(夏期に外部からの熱を建物に伝えない効果)が確認された。

[平成13年7月12日測定データ]

[冬期における効果]
 緑化していない屋上表面の温度は夜間に0℃近くまで下降しているが、植栽基盤の下面は約11℃を終日保っており断熱効果(冬期に建物を保温する効果)が確認された。

[平成14年1月3日測定データ]

○生物相の回復効果
 屋上緑化による鳥類、昆虫等の飛来、生息・生育状況について調査を実施してきている。

[これまでに確認された主な昆虫類]
 チョウ類:ナミアゲハ、モンシロチョウ、ベニシジミ
 バッタ類:ツマグロイナゴ、オンブバッタ
 トンボ類:シオカラトンボ、アキアカネ
 その他:オオカマキリ、ナナホシテントウ、ヒメアメンボ
 これまでに約140種類の昆虫類が確認されている。

[これまでに確認された鳥類]
 ツバメ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、ジョウビタキ、イソヒヨドリ、ツグミ、カワラヒワ、スズメ、ハシブトガラス、ドバト
 これまでに10種の鳥類が確認されている。

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