平成16年10月15日 |
<問い合わせ先> |
都市・地域整備局下水道部 |
下水道事業課 |
(内線34232) |
電話:03-5253-8111(代表) |
下水道の新たな役割を切り開く 新世代下水道支援事業に、今回3ヶ所を新規採択 |
下水道は国民の生活に密接した都市の基盤施設であり、トイレの水洗化に代表される汚水の排除といった生活環境の改善のみならず、浸水の防止、河川等の公共用水域の水質保全にも重要な役割を担っています。
また、近年の都市・社会活動における問題への対応として、健全な水循環の確保や良好な水環境の保全・創出、環境負荷の削減に必要な資源の有効利用、新技術の普及や高度情報化による事業の一層の効率化等が新たな下水道の役割として求められています。
このため、平成11年度に新世代下水道支援事業制度を創設し、下水道による水環境の創造、リサイクルの推進、機能高度化の促進に積極的に取り組んでいます。
今回、平成16年度(第2回目)として3箇所を新規採択しました。これにより、平成11年度の制度創設以来合計183箇所において本事業が実施されることになります。
新世代下水道支援事業制度
良好な水循環の維持・回復、リサイクル社会構築への貢献、情報化社会への対応等の新たな下水道の役割を積極的に果たしていくため、水環境創造事業、リサイクル推進事業及び機能高度化促進事業により構成され、事業内容によりそれぞれ2つの型から成り立っている。個別事業毎に採択し、先導的な取り組みに対しての積極的な支援を行っている。
[水環境創造事業]
水循環再生型 下水処理水の再利用、雨水の再利用や貯留浸透による流出抑制、親水性のある水辺空間の整備、河川事業等との連携・共同事業を行うことにより健全な水循環系の再生を図る。
ノンポイント汚濁負荷削減型 |
[リサイクル推進事業]
再生資源活用型 積雪排除や渇水時の緊急対応としての下水処理水等の利活用や下水汚泥を用いた建設資材の利用により再生資源 の活用を図る。
未利用エネルギー活用型 |
[機能高度化促進事業]
新技術活用型 下水道に関わる新技術を先駆的に導入・評価し、新技術の普及と効率的な事業の執行を図る。
高度情報化型 |
新世代下水道支援事業制度 平成16年度(第2回目)採択箇所:3箇所
都道府県 | 事業主体 | 対象箇所 | 事業名 | 新世代下水道支援事業制度名 |
新潟県 | 新発田市 | 新井田川1号雨水幹線 | 新井田川1号雨水幹線 景観整備事業 ![]() |
水環境創造事業 水循環再生型 |
大阪府 | 大東市 | 鴻池処理場〜御領水路 | 御領水路環境整備事業![]() |
水環境創造事業 水循環再生型 |
広島県 | 廿日市市 | 住吉2号幹線(住吉潮廻し) | 住吉2号幹線 (親水護岸)整備事業 ![]() |
水環境創造事業 水循環再生型 |
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