平成16年3月12日 |
<問い合わせ先> |
河川局河川環境課 |
(内線35452) |
電話:03-5253-8111(代表) |
国土交通省では、住民や利水者の河川水質・河川環境に対する多様化するニーズに対応するため、水質管理検討会において今後の河川水質管理の指標等について検討を進めて参りました。このたび、指標(案)をとりまとめましたので、広く国民の皆様からご意見をいただき、本指標をよりよいものとしたいと考えております。
様式は任意といたしますので、別添「河川水質の新しい指標について 〜親しみやすくわかりやすい川の指標を目指して〜 」について、以下の要領でお寄せください。なお、皆様からいただいたご意見等につきましては、個別に回答いたしかねること、及びいただいたご意見の内容については公開される可能性があることを、あらかじめご承知おきください。募集期間は、平成16年3月25日まで(必着)といたします。
(1)電子メールの場合
KASENKANKYOU2@mlit.go.jp
(2)郵送の場合
〒100-8918 東京都千代田区霞が関2丁目1−3
国土交通省 河川局 河川環境課 あて
別添
河川水質の新しい指標について
〜親しみやすく、わかりやすい川の指標を目指して〜
平成16年3月
国土交通省河川局河川環境課
国土交通省では、住民や利水者の河川水質・河川環境に対する多様化するニーズに応えるため、水質管理検討会(別紙1)において今後の河川水質管理の指標等について検討を進めて参りました。このたび、指標(案)をとりまとめましたので、広く国民の皆様からご意見をいただき、本指標をよりよいものとしたうえで平成16年度から試行する予定です。
上記を踏まえ、以下の視点で今後の河川水質管理の検討を進めることとした。
人と河川の豊かなふれあいの確保のための水質管理
豊かな生態系の確保のための水質管理
利用しやすい水質の確保のための水質管理
下流域や滞留水域に影響の少ない水質の確保のための水質管理
また、河川法では、計画の策定段階から住民の意見を反映させることとしており、項目設定、調査及び対策の実施、評価の全ての段階で住民と協働していくことが重要である。
(1)今後の河川水質管理の指標項目(案)【表−1参照(PDF形式)】
河川水質管理の視点毎に、河川水質の確保すべき機能に関連する指標項目を整理し、その中で代表性を持つ項目を今後の河川水質管理指標項目(案)とし、最低限測定すべきものとした。また、住民と連携していく項目を明確にするため「住民との協働による測定項目」と「河川等管理者による測定項目」に分類した。
指標項目(案)の利用上留意すべき点は以下のとおりである。
河川等管理者は、河川の特性や地域住民のニーズに応じて住民と協働して水質管理指標項目を定める。
今後のデータの蓄積や将来的に得られる科学的知見の集積により項目の見直しを行っていくこと。
他機関との役割分担とデータの共有など連携を図ることにより、効率的な水質管理につとめること。
(2)評価レベル(案)【表−2参照(PDF形式)】
評価レベル(案)は、河川水質管理の視点ごとにその地点の評価を行うために利用するものである。また、必ずしも全ての河川区間に一律に適用すべきものではないため、当該地域や河川の特性、流域住民等の感覚に応じて評価レベルを設定することが望ましい。
(3)適用範囲
平常時だけでなく、雨天時、渇水時も対象とする。
感潮域や汽水域を除く河川を対象とする。
今回提案した水質管理指標(案)については、全国のモデル河川において平成16年度に試行調査及びその結果を踏まえた見直しを行い、平成17年度以降に全国の一級河川で本格的に実施していく予定です。
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