平成16年4月23日 |
<問い合わせ先> |
河川局河川環境課 |
(内線35452、35483) |
電話:03-5253-8111(代表) |
従来の有機性汚濁指標(BOD)のみでは評価しきれない川の水質を住民に対し分かりやすく評価するという観点から、河川水質の新しい指標(透視度や水生生物の生息状況など)を取りまとめました。5月から、9つの一級河川で試行し、来年度から全国的に実施することとしています。 |
国土交通省では、住民や利水者の河川水質・河川環境に対する多様化するニーズに応えるため、水質管理検討会(別紙1(PDF形式))において今後の河川水質管理の指標等について検討を進めて参りました。このたび、国民の皆様からのご意見等も踏まえ、指標(案)をとりまとめましたので、お知らせします。
これらの項目(案)については、別紙2(PDF形式)に示す河川において、平成16年中に試行的に調査・評価を行い、指標項目としての妥当性等についてあらためて検討した上で、再度水質管理検討会に諮り、指標項目として確定することとしています。
河川水質の新しい指標について
〜親しみやすく、わかりやすい川の指標を目指して〜
平成16年4月
国土交通省河川局河川環境課
国土交通省では、住民や利水者の河川水質・河川環境に対する多様化するニーズに対応するため、水質管理検討会(別紙1)において今後の河川水質管理の指標等について検討を進めて参りました。このたびとりまとめました指標(案)の概要は以下のとおりです。
上記を踏まえ、以下の新たな4つの視点と住民との協働を考慮して、今後の河川水質管理の検討を進めることとした。
(1)今後の河川水質管理の指標項目(案) ※表−1(PDF形式)参照
河川水質管理の視点毎に、河川水質の確保すべき機能に関連する指標項目を整理し、その中で代表性を持つ項目を今後の河川水質管理指標項目(案)とし、最低限測定すべきものとした。また、住民と連携していく項目を明確にするため「住民との協働による測定項目」と「河川等管理者による測定項目」に分類した。
指標項目(案)の利用上留意すべき点は以下のとおりである。
河川等管理者は、河川の特性や地域住民のニーズに応じて住民と協働して水質管理指標項目を定めること。
今後のデータの蓄積や将来的に得られる科学的知見の集積により項目の見直しを行っていくこと。
他機関との役割分担とデータの共有など連携を図ることにより、効率的な水質管理につとめること。
(2)水質管理指標(案) ※表−2(PDF形式)参照
水質管理指標(案)は、河川水質管理の視点ごとに限られた地点の評価を行うために利用するものである。また、必ずしも全ての河川区間に一律に適用すべきものではないため、当該地域や河川の特性、流域住民等の感覚に応じて評価レベルを設定することが望ましい。
(3)適用範囲
平常時だけでなく、洪水時、渇水時も対象とする。
感潮域や汽水域を除く河川を対象とする。
今回提案した水質管理指標(案)については、全国のモデル河川において平成16年度に試行調査を実施し、その結果を踏まえた見直しを行い、平成17年度以降に全国の一級河川で本格的に実施していく予定です。
PDF形式のファイルをご覧いただくためには、Adobe Acrobat Readerが必要です。右のアイコンをクリックしてAcrobat Readerをダウンロードしてください(無償)。 Acrobat Readerをダウンロードしても、PDFファイルが正常に表示されない場合はこちらをご参照下さい。 |
All Rights Reserved, Copyright (C) 2004, Ministry of Land, Infrastructure and Transport