国土交通省
 特殊車両通行許可制度の厳格な運用を目指して
 〜平成16年度より総合的な対策を実施します〜

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平成16年3月30日
<問い合わせ先>
道路局道路交通管理課

(内線37432)

TEL:03-5253-8111(代表)


 

 国土交通省では、特殊車両通行許可制度のさらなる厳格な運用を目指し、平成16年度より関係機関や民間事業者団体とも連携してこれまでの取り組みを一層強化していくこととしましたので、その概要をお知らせします。

   <<違反の原因>>          <<対策>>
 1申請が面倒、時間がかかる → 手続きの簡素化・審査期間の短縮
 2捕まっても処分が甘い     → 道路管理者による指導取締りの強化
 3違反しても見つからない    → 監視体制の強化

 これらの対策の他、関係機関や民間事業者団体と連携し、各種対策を総合的に実施することとしています。


(背景)


重量超過車両の現状と課題

  1. 走行実態

    • 我が国の橋梁は車両総重量20t(指定道路では25t)で設計されているが、設計荷重を超過する可能性のある車両(20t超)は全車両の1%未満

    • 走行実態でみると、20t超車両は年間約3,800万回走行しており、その約7割の約2,800万回が違反状態(無許可・許可条件違反)で走行していると推定される

      走行実態

  2. 違反車両が道路構造に及ぼす影響(試算)

    • 1%未満の軸重超過車両が橋梁のコンクリート床版に与える影響は約6割、舗装に与える影響は約3割

    • 橋梁及び舗装の年間維持修繕費約5,700億円のうち約2,100億円は違反車両に起因する可能性

    • 違反車両を撲滅できれば維持修繕費を大幅に削減できる可能性

      違反車両が道路構造に及ぼす影響(試算)

 

申請手続の簡素化(電子申請の導入)

 3月29日にオンライン特殊車両通行許可申請システムを全国の国道事務所等に導入し運用開始。
 これにより、これまでの申請に比べ申請者の負担が大幅に軽減。

【オンライン申請システム導入によるメリット】


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