平成16年6月30日 |
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道路局企画課道路事業 |
分析評価室 |
(内線37672、37682) |
TEL:03-5253-8111(代表) |
昨年度の達成度を報告します。その反省をこれからの行政運営に反映します。
道路行政では、他の行政分野、公共事業に先駆けて、成果主義の行政マネジメントを導入。昨年7月に、目指す成果を事前に宣言する平成15年度業績計画書を発表しました。
この度、1年間の達成度を評価し、その結果を踏まえた今年度の目標をまとめた「平成15年度達成度報告書・平成16年度業績計画書」を策定しましたので、公表します。
道路行政の目指すテーマごとに、成果を示す17の指標を用いて、分析しています。例えば、渋滞を減らすという政策目標は、道路渋滞による損失時間をどこまで減少しえたか、渋滞の原因となる路上工事時間をどこまで縮減しえたか、高速道路料金所での渋滞を解消する効果があるETC利用率がどこまで向上したかで、評価しています。
今年度は、事前に数値目標を宣言し、事後に達成度を評価し、評価結果を次の行政運営に反映する仕組みである「マネジメント・サイクル」が一巡するはじめての年度です。この報告書・計画書のポイントは下記の3点です。
1)全国目標の達成度だけでなく、都道府県別などの達成状況も、公表
1年前に宣言した成果の目標が、達成したか、達成しなかったかということを、成果を表す指標の現在の値(達成度)とともに、公表します。
これまでは全国値でしか公表されていなかったものに対しても、都道府県や国道事務所別などの指標のランキングなどの達成状況も、あわせて公表します。どのような県で良くなったのか、どの事務所が悪くなったのかが明らかになり、国民の視点からのチェックを可能にします。
2)実施した施策・事業の効果を分析することに注力
数値目標を「達成した」、「達成しなかった」という点のみならず、なぜ達成したか・しなかったか、どのような手段が有効なのか、反省すべき点はどのような点であったのか、施策を実施したところやそうでないところの比較をするなど、実施した施策・事業の効果を分析することに注力しました。
そして、改善策を検討し、平成16年度に目指す成果の数値目標達成のための取組みに反映します。
3)反省を改善につなげる仕組みの導入
目標とする成果を得るために、どの区間から対策をとるかなどの、行政判断を支援するための2つの方式を導入します。
渋滞や交通安全などの課題の多い区間のみに優先的に対策を絞り込む「優先度明示方式(仮称)」(渋滞度曲線・事故率曲線)を導入します。例えば、効率的に渋滞対策を行うために、渋滞損失時間の高い区間を抽出し、限定的に予算投入します。
国民への情報開示や道路の維持管理などの日常的な取組みについては、競争原理を取り入れます。国道事務所別などの達成度を公表する「ベンチマーキング方式」を導入することにより、良好な成果をあげている他主体の取組みを学び、自らの改善点や工夫に気付く、より自発的な行政運営を促します。
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