| 平成16年10月7日 | 
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    鉄道局業務課
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   (内線40603、40633)
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   TEL:03-5253-8111(代表)
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 本年の「日本鉄道賞」については、39件による応募の中から、日本鉄道賞表彰選考委員会による選考の結果、別添のとおり決定しました。
 この「日本鉄道賞」は、「鉄道の日」創設の趣旨である「鉄道に対する国民の理解と関心」をさらに深めるとともに、鉄道の今後一層の発展を期することを目的として、平成14年に創設された表彰制度であり、予め定められた重要テーマについて、これに積極的な取組みを行い、鉄道の発達に貢献した鉄道事業者や団体を「鉄道の日」実行委員会(会長:中村英夫武蔵工業大学学長)が表彰します。
 第3回目の本年においては、「地域活性化への貢献」及び「便利で魅力ある鉄道をめざして」の2つのテーマを設け、これらの部門毎に日本鉄道賞等を授与することとしています。
 受賞者の表彰式は、10月14日(木)の第11回「鉄道の日」記念祝賀会(於:セルリアンタワー東急ホテル)において行う予定です。
 [日本鉄道賞表彰選考委員会委員]
  
    | 委員長 | 
      | 
    森地 茂 | 
      | 
    (財)運輸政策研究機構 運輸政策研究所所長 | 
  
  
    | 委員 | 
      | 
    黒野 匡彦 | 
      | 
    成田国際空港株式会社代表取締役社長 | 
  
  
    | 委員 | 
      | 
    白石 真澄 | 
      | 
    東洋大学経済学部社会経済システム学科助教授 | 
  
  
    | 委員 | 
      | 
    松尾 正洋 | 
      | 
    日本放送協会解説委員 | 
  
  
    | 委員 | 
      | 
    柳島 佑吉 | 
      | 
    産業経済新聞社客員論説委員 | 
  
  
    | 委員 | 
      | 
    梅田 春実 | 
      | 
    国土交通省鉄道局長(「鉄道の日」実行委員会副会長) | 
  
別添
「地域活性化への貢献」部門
 【日本鉄道賞】
- 錦川鉄道株式会社(山口県玖珂郡錦町)
   「廃線の旧国鉄岩日北線軌道敷跡地を走る『とことこトレイン』が地域と鉄道を支える」
  (選考理由)
   未利用となっていた旧国鉄線跡地を、地域と連携した創意工夫によって新たな観光資源として有効活用することにより、鉄道の利用促進を通じた鉄道事業の経営改善に取り組むとともに、地域全体の活性化にも貢献した。 
 
 【日本鉄道賞表彰選考委員会特別賞】
- 北越急行株式会社(新潟県南魚沼郡六日町)
   「シアタートレイン『ゆめぞら号』を活用した鉄道の魅力向上への取り組み並びに沿線市町村と首都圏との交流事業の展開」
  (選考理由)
   鉄道旅行の楽しさを演出するユニークなサービスを提供することによりローカル列車の魅力向上を図るとともに、鉄道沿線各地域と首都圏との交流事業に積極的に取り組むことにより、鉄道の利用促進や地域の活性化に成果を上げてきた。
 
- 財団法人鉄道総合技術研究所
   「地域活性化に資する鉄軌道事業者への技術支援(レールアドバイザー制度、現地調査サービス)」
  (選考理由)
   豊富な技術的知見を有する人材を有効活用し、経営環境の厳しい鉄軌道事業者の抱える技術的課題に対する有益な技術支援を行うことにより、地域の足として重要な役割を担う鉄軌道の安定・安全輸送のための技術レベルの維持に資する体制を築き上げた。
 
「便利で魅力ある鉄道をめざして」部門
 【日本鉄道賞】
- 九州旅客鉄道株式会社、鉄道建設・運輸施設整備支援機構、鉄道情報システム株式会社
   「新八代駅での同一ホーム対面乗換え(新幹線−在来線特急)の実現と切符1枚の旅」
  (選考理由)
   全国で初めて新幹線と在来線の同一ホーム対面乗換えを実現したほか、乗換え時の座席位置にも配慮した乗車券・特急券切符の1枚化や旅客誘導案内の充実など、九州新幹線の部分開業に伴う乗換えの不便の解消に向けた取り組みを行った。
 
 【表彰選考委員会特別賞】
- 横浜高速鉄道株式会社
   「横浜にふさわしい地域財産となる個性とアメニティあふれる駅づくり」
  (選考理由)
   駅を公共空間と位置付け、オープンスペースを積極的に確保し、各地区の特性に合わせてアーチ、ドーム構造、吹き抜け等を取り入れるなど、従来の地下鉄駅にはない地域の財産にふさわしい個性的な駅を作り上げた。
  
      | 
      | 
      | 
  
  
    | (馬車道駅) | 
      | 
    (元町・中華街駅) | 
  
 
- 日本貨物鉄道株式会社
   「世界初の電車型特急コンテナ列車でモーダルシフトを実現」
  (選考理由)
   貨物列車としては初めてとなる電車型の高性能列車を開発、導入することなどにより、従来トラックで行われていた東京〜大阪間の宅配便輸送の鉄道へのシフトを実現し、環境負荷の小さい物流体系の構築に取り組んだ。
 

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