平成16年3月10日 |
<問い合わせ先> |
自動車交通局技術安全部 |
整備課 |
(内線42413) |
TEL:03-5253-8111(代表) |
国土交通省は、道路運送車両法第55条の規定に基づく「自動車整備士技能検定」を、自動車の点検・整備に関する知識及び技能についての学科試験(筆記、口述)及び実技試験により実施しています。
このたび、平成15年度第2回自動車整備士技能検定(一級小型自動車整備士)の合格者が発表されましたのでお知らせします。今年度新たに一級小型自動車整備士となられた方は184名(うち女性1名)で、女性の一級小型自動車整備士は今回初めて誕生しました。合格発表は、地方運輸局及び運輸支局(兵庫県にあっては神戸運輸監理部兵庫陸運部)において、本日10時より行われました。
学科(筆記)試験 | 学科(口述)試験 | 実技試験 | |
試験日 | 平成15年11月30日 | 平成16年1月11日 | 平成16年2月29日 |
試験会場 | 全国 53会場 | 全国 9会場 | 全国 9会場 |
受験者数 | 4,026人 *1 | 558人 *2 | 453人 *2 |
合格者数 | 291人 | 261人 | 184人 |
合格率 | 7.2% | 46.8% | 40.6% |
*1:学科(筆記)試験の受験者数は、当初7,317名でしたが試験問題の漏洩が判明したことから、3,291名が受験を辞退したため、4,026名となっています。
*2:それぞれ昨年の学科(筆記、口述)試験合格者を含みます。
学科(筆記)試験の合格基準は、50点満点に対し40点以上の成績であって、かつ、エンジン、シャシ、故障診断、環境保全・安全管理及び法規のそれぞれの分野ごとに40パーセント以上の成績であること。
学科(口述)試験の合格基準は、20点満点に対し16点以上の成績であること。
実技試験の合格基準は、100点満点に対し80点以上の成績であって、かつ、問題1から問題5までのそれぞれの問題ごとに40パーセント以上の成績であること。
昨年11月30日に実施した筆記試験において試験問題の一部が漏洩したことから、その再発防止を図るため、漏洩判明後、検定専門委員への守秘意識の徹底を図るための会議の開催等の緊急対策を行ってきましたが、これに加え、試験問題案の作成・管理方法の見直しなどを内容とする「自動車整備士技能検定の実施要領」を策定しました。今後、この実施要領に基づき、技能検定を適切に実施していくこととしています。
実施要領の主な内容は、次のとおりです。
検定専門委員の守秘意識の徹底を図るため、検定専門委員が遵守すべき事項を明確に定めた規約を作成し、この規約に同意する者のみを検定専門委員に任命することとしました。
試験問題の作成は国土交通省が行い、検定専門委員は試験問題案の専門事項の調査審議のみを行うことを明確にしました。なお、その際、検定専門委員が他の者に相談することを禁止することを明示しました。
試験問題案の管理を徹底するため、試験問題案は、検定専門委員会の席上においてのみ配付し、終了時には回収することとしました。
また、地方運輸局に対しても、同様の実施要領を作成するよう指示したところです。
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