平成16年4月27日 |
<問い合わせ先> |
自動車交通局技術安全部審査課 |
(内線42354) |
TEL:03-5253-8111(代表) |
独立行政法人自動車事故対策機構 |
企画開発室 |
TEL:03-5276-4455(代表) |
国土交通省は、独立行政法人自動車事故対策機構の協力の下、自動車の安全性能の比較試験を自動車アセスメントとして実施しましたので、その結果を公表します。
平成15年度より自動車が歩行者に衝突した場合における歩行者の衝撃を低減させる性能を評価する歩行者頭部保護性能試験を新たに実施しました。
平成15年度は、販売実績の多い乗用車17車種[(軽乗用車4車種、小型・普通乗用車13車種(うちワンボックス及びミニバン4車種)]及び商用車2車種についてアセスメントを実施しました。
(1)衝突安全性能総合評価
衝突安全性能総合評価は、運転席と助手席のそれぞれについて★〜★★★★★★の6段階で表示しています。15年度の評価結果では、運転席は★3個〜★6個、助手席は★4個〜★6個に分布しています。★の数の平均を前年度と比較すると、運転席は5.1個から5.2個に増加しています(助手席は5.3個で変化なし。)。また、前年度は運転席、助手席とも最高の★6個の評価が4車種でしたが、15年度では7車種となり、衝突安全性能の向上が図られたことがうかがえます。
(2)衝突試験毎の評価
衝突試験毎の評価はレベル1からレベル5の5段階で示しています。15年度の評価結果では、オフセット前面衝突試験の運転席において前年3車種あったレベル2がなくなるとともにレベル3も5車種から1車種のみとなり、大幅な向上がみられます。
(3)歩行者頭部保護性能の評価
15年度より新たに開始した歩行者頭部保護性能の評価は、自動車が歩行者に衝突した場合に、歩行者の頭部がボンネット等から受ける衝撃度合をレベル1からレベル5の5段階で示しています。15年度の評価結果では、レベル1が3車種、レベル2が11車種、レベル3が5車種であり、レベル4及び5の評価となった車種はありませんでした。
自動車アセスメントの結果は、ホームページ(国土交通省、独立行政法人自動車事故対策機構 http://www.nasva.go.jp/ )に掲載するとともに、地方運輸局、運輸支局等と自動車事故対策機構の支所においてパンフレットを配布します。
(参考)自動車アセスメントとは自動車アセスメントは、信頼できる安全性能評価を公表して、ユーザーが安全性の高い自動車を選択しやすい環境を整えるとともに、メーカー等によるより安全な自動車の開発を促すことによって、安全な自動車の普及を促進しようとするものである。
PDF形式のファイルをご覧いただくためには、Adobe Acrobat Readerが必要です。右のアイコンをクリックしてAcrobat Readerをダウンロードしてください(無償)。 Acrobat Readerをダウンロードしても、PDFファイルが正常に表示されない場合はこちらをご参照下さい。 |
All Rights Reserved, Copyright (C) 2004, Ministry of Land, Infrastructure and Transport