国土交通省
 平成15年度チャイルドシートアセスメントを公表します
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平成16年6月8日
<問い合わせ先>
自動車交通局技術安全部審査課
 (内線42354)

TEL:03-5253-8111(代表)

独立行政法人自動車事故対策機構
企画開発室

TEL:03-5276-4455(代表)


 

 国土交通省は、独立行政法人自動車事故対策機構の協力の下、チャイルドシートの安全性能比較試験をチャイルドシートアセスメントとして実施しましたので、その結果を公表します。
 チャイルドシートアセスメントの目的は、信頼できる安全性能評価を公表して、ユーザーがより安全な製品を選択しやすい環境を整えるとともに、製作者等によるより安全な製品の開発を促すことによって、安全なチャイルドシートの普及を促進しようとするものです。
 チャイルドシートアセスメントでは、安全基準を超える高い安全性能を評価する前面衝突試験と誤使用の防止対策を評価する使用性評価試験を実施しています。
 前面衝突試験の評価は、安全性能が高い順に、「優」、「良」、「普通」、「推奨せず」の4段階で表示しています。また、今回から幼児用の評価のうちベルト等による腹部への影響について、面圧計を用いた定量的な評価を開始しました。なお、「推奨せず」とされた製品も安全基準はすべて満たしています。
 使用性評価試験の評価は、チャイルドシートの使用実態を反映した5つの評価項目について専門家が判定を行い、レーダーチャートで表示しています。

<チャイルドシートアセスメントの試験結果について>
 本年度は、販売実績が多いもののうち、前年度までに実施したものを除く7製品(乳児用1製品、乳・幼児兼用3製品、幼児用3製品)についてアセスメントを実施しました。

(1)前面衝突試験結果
 乳児用4製品の前面衝突試験の評価結果は、「優」3製品、「良」1製品で、「普通」及び「推奨せず」となった製品はありませんでした。
 幼児用6製品の前面衝突試験の評価結果は、「優」が1製品、「普通」が3製品、「推奨せず」が1製品で、全体評価を行わないこととしたものが1製品ありました。
(2)使用性評価試験結果
 使用性評価試験の評価(各項目5点満点)に関する各項目ごとの平均については、取扱説明書等は4.0点、本体表示は3.8点、本体機構は3.6点、取付性は4.1点、装着性は3.8点となり、昨年度に比べ、取扱説明書等及び取付性の評価が向上しています。

 チャイルドシートアセスメントの結果は、ホームページ(国土交通省 、独立行政法人自動車事故対策機構 http://www.nasva.go.jp/)に全文を掲載するとともに、地方運輸局、運輸支局等と自動車事故対策機構の支所等においてパンフレットを配布します。


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