平成16年10月1日 |
<問い合わせ先> |
自動車交通局技術安全部 |
技術企画課 |
(内線42255)
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TEL:03-5253-8111(代表)
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- WGの概要
大型トラックによる追突事故は加害性が高く、その安全対策について社会的ニーズが高い。
乗用車に関しては、被害軽減ブレーキの実用化指針の策定により、被害軽減ブレーキの導入が促進され、既に3社から市販されているが、大型トラックに同じ指針を適用したとしても乗用車と比較して車両重量が重いため、その被害低減効果は相対的に小さいものとなるなど課題があり、単純に乗用車の指針を流用することは適当ではない。
このため、大型トラックにおいても被害軽減ブレーキの実用化を促進するため、大型トラックに適した実用化指針の策定を行う。
- 体制
ASV推進検討会 普及促進分科会の下に大型車WGを設置する。
毎月1回程度のペースでWGを開催する。
主なメンバー
・大型トラックメーカー4社
・全日本トラック協会
・日本自動車研究所(JARI)
・国土交通省:事務局
- 検討事項
被害軽減ブレーキによる自動制動の作動タイミングをできる限り早い段階とし衝突速度の低減を図るような指針を策定することが考えられるが、これによって通常の運転行動に影響を与える可能性がある。このように、被害軽減ブレーキの作動タイミングなどについて、テストコース内及び実道において大型トラックの特性を十分に把握し、指針の検討をすすめていく必要がある。
また、指針の検討に際しては、被害軽減ブレーキによる被害軽減の効果を把握しつつ行う必要がある。
このため、主に以下の事項について検討を行う。
被害軽減ブレーキの ・テストコースにおいて衝突回避等
作動タイミングや最低減速度 → の運転行動や車両特性等を調査
について知見を収拾 ・実道において通常運転行動を調査
被害軽減ブレーキによる被害軽減効果の検討
及び
を踏まえた実用化指針の検討
- スケジュール
H16年9月末 WG設置
11月 被害軽減ブレーキの作動タイミング/最低減速度の検討のための走行試験
11月〜1月 全日本トラック協会による実道走行調査(予定)
H17年1月〜H18年 走行試験をもとに実用化指針案の検討

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