平成16年6月29日 |
<問い合わせ先> |
海事局総務課外国船舶 |
監督業務調整室 |
(内線43174) |
TEL:03-5253-8111(代表) |
ポートステートコントロールに関するアジア太平洋地域における国際的枠組みである東京MOU(注1)では、海事保安に関する海上人命安全条約(SOLAS条約)改正が本年7月1日に発効することに伴い、新しい要件の履行を促すため、海事保安に関するPSCの集中検査キャンペーンを7月1日から9月30日までの3ヶ月間実施することとしています。
これは、本年2月23日から26日までポートヴィラ(バヌアツ)において開催された第13回PSC委員会での決定に基づくものであり、わが国においても、下記のとおり、海事保安に関するPSCの重点実施を行うこととしましたので、お知らせします。
(注1)
「東京MOU」(エムオーユー:Memorandum of Understanding)
「東京MOU」とは、アジア・太平洋地域におけるPSCの実効性を確保するため、PSCの標準化、域内協力体制の強化を目的として、1993年12月に東京において覚書として採択されたものです。この覚書には、現在、次のアジア・太平洋地域の18の国・地域が参加しており、事務局は東京に置かれています。
<東京MOU加盟国・地域>
日本、オーストラリア、カナダ、中国、フィジー、インドネシア、マレーシア、ニュージーランド、パプアニューギニア、韓国、ロシア、シンガポール、タイ、バヌアツ、フィリピン、ベトナム、チリ、香港
(注2)
「6ヶ月ルール」
東京MOUにおいては、PSCによって船舶の円滑な運航を阻害しないように、PSCの実施頻度について、明白な根拠がない場合には、主管庁は過去6ヶ月以内に他の主管庁が検査した船舶の検査は行わないように努めることとしており、我が国もこれに基づきPSCを実施しています。
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