国土交通省
 「リサイクルポート間海上静脈物流」実証実験の実施について
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平成16年2月24日
<問い合わせ先>
港湾局環境整備計画室

(内線46674、46652)

TEL:03-5253-8111(代表)

 

 国土交通省北海道開発局、北海道、室蘭市、苫小牧港管理組合、苫小牧市の行政機関と有明興業(株)等首都圏の排出企業4社、(株)テツゲン、(株)苫小牧清掃社等北海道の処理企業5社等が実行委員会を結成し、「リサイクルポート間海上静脈物流」実証実験に取り組む。
 本実証実験では、リサイクルポート(室蘭港、苫小牧港)を活用して、首都圏で発生するシュッレダーダスト(循環資源)を道内に輸送し、RPF(新型固形化燃料)等へ再資源化する際のコストや課題、必要となる港湾物流機能等について検証するとともに、その成果を活用することにより、事業化に向けた動きを加速する。実証実験の内容は下記の通りであり、2月末より、海上輸送を実施する予定。
 実証実験の結果は、実行委員会において、調査結果の分析・検討を行うことにより、事業化に向けた課題等を明らかにする。本結果は、今後、他のリサイクルポートにおいて事業化を行う際のモデルケースのひとつになるものと期待されている。

リサイクルポート間海上静脈物流実証実験

  1. 実験項目
    (1)輸送に関する実証実験
     減容化された首都圏発生のシュッレダーダストをコンテナ、シャーシまたはトラックに積み込み、東京港ー苫小牧港、あるいは八戸港ー室蘭港というリサイクルポート間をつなぐルートで、北海道内まで輸送し、再資源化工場まで配送する際の各種課題の検証を行う。検討課題は下記の通り。

     あわせて、鉄道を利用して輸送した場合のコストについて試算を行う。

    • シュッレダーダストの比重を上げ、ハンドリングをよくするベール化等の荷姿
    • 循環資源輸送の際に必要となる港湾機能(積替・保管施設、背後ストックヤード、荷役機械等)
    • 循環資源を輸送したコンテナの返り便の利用可能性
    • コスト計算(トータル、海上コンテナ輸送)・比較 等

    (2)再資源化に関する実証実験
       再資源化企業において製造されたRPFの、利用上の課題等について検証する。

    • シュッレダーダストの効率的な資源化のために必要な一次処理技術(風力選別、湿式比重選別)
    • RPFの燃焼実験による品質 等

                             

  2. スケジュール
     2月末        ・風力選別実験
     2月28、29日   ・ベール化実験 ※
     2月末〜3月上旬 ・リサイクルポート間海上輸送実験
     3月上旬       ・RPF化
     3月末        ・報告会・報告書作成

     ※ベール化実験について
       日時   2月28日(土) 9:00〜18:00(取材時間 13:30〜15:00)
       場所   東京都江東区若洲39番 有明興業(株)
       対応者 実行委員会会長 菊地政明(ナラサキ産業(株))
       連絡先 北海道胆振支庁地域政策部環境生活課
            実行委員会事務局 0143−22−9131(内2984)
                 事務局携帯 090−8638−8605


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