平成16年3月23日 |
<問い合わせ先> |
航空局ハイジャック・テロ防止対策室 |
(内線48166) |
TEL:03-5253-8111(代表) |
定期航空協会 |
TEL:03-5445-7136(直通) |
現在、航空機に持ち込むペットボトルなどの内容液体物が危険な可燃物であるか否かの確認は、手荷物検査場において目視や開栓による臭気検査により実施しています。しかしながら手荷物検査における業務の効率化や利用者の利便性向上の観点から、開栓せずに内容物(液体物)を簡便に検査することが必要となっています。
このような背景から、液体物検査装置の導入を検討し、機器の開発を行なってきましたが、実運用に適した検査装置が完成されたことを機に、操作性や機能性などの検証を行うため、今回試験運用を行うこととしましたのでお知らせします。
液体物検査については世界各国で課題となっておりますが、現時点でこのような検査装置を導入している空港は諸外国でも例がなく、これは諸外国に先駆けて世界初の導入となります。
この装置は、内容液体物が危険性を伴う可燃物の疑いがあるか否かを、液体物の電気的特性を利用し瞬時に判別するもので、実証試験機を国内3空港(羽田,名古屋および成田)の一部の手荷物検査場に設置してペットボトルの内容物の検査に試験運用し、操作性や機能性などの検証を行います。
平成16年3月24日 〜 平成16年10月末(予定)
試験運用による検証結果を踏まえて、平成16年度以降に各空港への導入を図る予定です。(平成16年度の国管理空港における導入について国庫補助を行う予定)
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