平成16年3月29日 |
<問い合わせ先> |
航空局技術部運航課 |
(内線50142) |
TEL:03-5253-8111(代表) |
(財)航空輸送技術研究センター |
TEL:03-5476-5461(直通) |
(財)航空輸送技術研究センター(ATEC)においては、主に大型航空機を運航する航空会社間において、航空の安全に関する情報(所謂ヒヤリハット体験、以下「航空安全情報」といいます。)を共有し、有効に活用すること等により、一層の安全運航に役立てることを目的として、平成11年12月から航空安全情報ネットワークを運用してきました。これらの経験を踏まえ、このたび、同センターにおいては、同様に小型航空機の安全運航の確保に役立てることを目的として、以下のとおり小型機航空安全情報ネットワーク(以下、「小型機ASI-NET」といいます。)の運用も新たに開始することとしましたので、お知らせいたします。
小型航空機の運航において体験された航空安全情報を、小型機航空事業者および (社)日本航空機操縦士協会等からATECが一元的に収集し、これらの情報を小型機ASI-NET参加組織に提供することにより、小型機ASI-NET参加組織間で航空安全情報の共有を図ることができるようになります。また、得られた情報を集約した刊行物を発行し、広く一般に情報を提供することとしています。
平成16年4月1日
(社)全日本航空事業連合会加盟小型機航空事業者、(社)日本航空機操縦士協会等
なお、参加していない組織や一般個人もインターネットのウェブサイトから刊行物を閲覧することができます。(http://asi-net.atec.or.jp)
小型航空機の運航において体験された、運航の安全に影響を及ぼしたか、影響を及ぼしかねなかった事例全てを小型機ASI-NETで扱う航空安全情報の対象とします。ただし、法令により報告義務のある航空事故・重大インシデント・異常接近、法令違反・犯罪行為は対象外とします。
収集された航空安全情報は、報告者の氏名等について秘匿化したうえで小型機ASI-NET参加組織に提供されることになります。また、航空局は参加組織ではなく、提供された情報にアクセスすることはなく、当該情報の提供を求めることもありません。
従来の航空安全情報ネットワークの運営委員会の下に大型機/小型機それぞれの作業部会および事務局を設け、それぞれの事務局を(財)航空輸送技術研究センターに設置します。なお、運営委員会は以下の委員により構成され、中立性および独立性を確保しつつ、航空安全情報ネットワーク及び小型機ASI-NETの運営を行うとともに、航空安全情報を基に、運営委員会において所要の検討を行い、必要により関係者への提言等を行うこととしています。
(運営委員会の構成)(順不同、敬称略)
河内 啓二 | 東京大学教授 | |
垣本由紀子 | 実践女子大学教授 | |
池田 良彦 | 東海大学教授 | |
上田 哲彦 | (独)宇宙航空研究開発機構航空安全技術開発センター長 | |
松田 政雄 | (財)航空保安研究センター理事長 | |
井出 勝 | (社)全日本航空事業連合会 | |
馬場 信行 | (社)日本航空機操縦士協会副会長 | |
細田 信人 | 全日本空輸(株) 運航本部 安全評価室室長 | |
遠藤日出樹 | 日本航空(株) 総合安全推進室部長 | |
長田 寿昭 | (株)日本エアシステム 運航安全推進部部長 |
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