国土交通省
 空港における保安対策の強化について
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平成16年5月13日
<問い合わせ先>
航空局監理部総務課
ハイジャック・テロ対策室

(内線48133)

 飛行場部管理課空港管理室

(内線49123)

TEL:03-5253-8111(代表)


 

 国土交通省航空局においては、平成16年4月28日に発生した羽田空港における不法侵入事案を踏まえ、先般各空港における場周警備の現状についての緊急点検等を指示したところでありますが、その後、警察当局と今後の対策について協議した結果、相互に協力し、当面別紙の事項について、それぞれ改善措置を講じることとになりました。
 これを受け、航空局においては、本日、全国の各空港において保安対策の改善・強化が図られるよう、関係機関に対し、具体的な対策の検討を指示しましたので、お知らせします。
 なお、本件については、警察庁からも関係都道府県警察に対し、同旨の指示がなされております。


(別紙)

羽田空港内における不法侵入車両事案を踏まえた空港管理者と警察の改善事項

  1. 共同で検討すべき事項

    (1)空港管理者、警察、航空会社等の関係機関、団体間の連絡通報体制及び夜間連絡責任体制の再確認と情報の共有

    (2)空港管理者、警察、航空会社等の関係機関、団体の協働による不法侵入事案発生時の緊急対処手続き(警察の緊急立入り、警察からの連絡による航空機の運航停止を含む。)の整備を含む警備体制の強化

    (3)空港管理者、警察、航空会社等の関係機関・団体の連携による不法侵入事案対応訓練の実施

    (4)空港施設に対する修繕工事地点をはじめとする攻撃・侵入脆弱性地点に関する空港管理者及び警察間での認識の共有

  2. 空港管理者において検討すべき事項
    空港施設の攻撃・侵入に対する防護強化

    (1)制限区域内における自主警備の強化

    (2)防護フェンス、ゲート等の強化に向けた施策(施設等の評価を含む)の推進

  3. 警察において検討すべき事項

    (1)空港施設において防護上脆弱性が発見された場合における警察が保有する警備資機材の応急的貸出し

    (2)ゲート警戒員に対する突入車両阻止要領の教養訓練の徹底

    (3)制限区域内における車両運転資格の取得の推進及び走行訓練の実施

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