国土交通省
 羽田空港再拡張事業に係る入札契約手続きの透明性確保
 及びコスト縮減に関する取組みについて

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平成16年8月26日
<問い合わせ先>
航空局建設課

(内線49551、49502)

 大都市圏空港計画室

(内線49231)

TEL:03-5253-8111(代表)


 

 平成16年8月24日付けの「羽田空港再拡張事業に関する造船業界の対応」についての航空局長コメントにおいて、今後、2009年末までの新滑走路供用を目指して事業を推進していくに当たっては、1透明性の高い入札契約手続きを着実に進め、2コスト縮減の努力を徹底していく、との方針を示したところですが、そのための具体的方策について、国土交通省として別紙のとおり整理しましたので、お知らせいたします。


羽田空港再拡張事業に係る入札契約手続きの透明性確保
及びコスト縮減に関する取組みについて

平成16年8月26日
国土交通省

  1. 基本的考え方
    • 羽田空港再拡張事業の入札契約手続きの透明性を高めるとともに、プロジェクト全体のコスト縮減を進めるため、契約前、契約後を通じ、有識者からなる第3者委員会を設置して、提言を頂く
    • 第3者委員会における検討結果や提言内容については公表し、透明性を確保する

  2. コスト縮減検討委員会
     (目的)
    • 今回の事業は、世界的にも例を見ない大規模な設計・施工一括発注となることから、契約前において、本件工事の発注に対応した積算体系のあり方及び予定価格算定の考え方等について意見を求める。
    • 契約後においても、プロジェクトを通じ、コスト縮減に向けた方策について、提言を求める。

     (検討項目)
      1 積算体系のあり方
      2 材料単価等の設定手法
      3 予定価格の算定手法
      4 コスト縮減に向けた方策

     (委員の構成)
      企業経営、建設契約、空港建設等の各分野の有識者により構成

     (参考)
      予定価格は、3工法について積算を行い、ライフサイクルコストが最も安価となった工法に基づいて作成する。

  3. 技術検討委員会
     (目的)
    • 契約前の技術審査にあたって、特に重要と考える技術的事項及び技術審査結果のとりまとめについて、意見を求める。
    • 契約後においても、プロジェクトを通じ、新技術・技術革新の導入に向けた取り組み等について、技術的助言を求める。
    • 効果的、効率的な施工を実施するため、実施段階での技術課題への対応に関して、技術的助言を求める。

     (検討項目)
      1 発注者が技術審査にあたって特に重要と考える技術的事項
      2 技術審査結果のとりまとめ
      3 新技術・技術革新の導入状況
      4 効果的、効率的な施工技術課題への対応

     (委員の構成)
      耐震工学、地盤工学、材料工学等の各分野の専門家により構成

  4. 両委員会の運営方法
    • 今後、委員の委嘱を進め、早期に立ち上げる。
    • 委員会は定期的に開催する。契約前においては、技術提案の概要に関するJVからのヒアリング等を行い、契約後においては随時、委員会とJVとの意見交換等を行う。
    • 委員会は、プロジェクト終了時(D滑走路の完成)まで設置する。
    • 委員会の事務は、航空局(建設課、大都市圏空港計画室)及び関東地方整備局(港湾空港部)で取り扱う。

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