平成16年10月8日 |
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大臣官房技術調査課 |
(内線22353) |
TEL:03-5253-8111(代表) |
インターネットを活用した超大口取引価格の見積公募の試行は、現在取組んでいる、公共事業の全てのプロセスをコストの観点から見直す「コスト構造改革」の取り組みの一つである、”主要資材について「数量」「時期」「場所」等を限定した見積公募(「当該工事限り」)の実施による最安値の積算への反映” ”インターネットを利用した見積徴収の実施”に向けて、その第一歩として超大口取引資材価格(使用数量が1,000t以上のセメント等)についてインターネット等を活用して幅広く見積りを募る部分について試行を行うものです。 |
国土交通省では、平成15年度から公共事業の全てのプロセスをコストの観点から見直す、「コスト構造改革」に取組んでいます。
”主要資材について「数量」「時期」「場所」等を限定した見積公募(「当該工事限り」)の実施による最安値の積算への反映” ”インターネットを利用した見積徴収の実施”は、「国土交通省公共事業コスト構造改革プログラム(平成15年3月)」に位置付けられており、「調達の最適化」の観点における施策の一つである「資材価格等について見積徴収方式を積極的に活用するとともに、資材単価等の市場性の向上について検討する。」の観点から行うものです。
今回の試行は、第一歩として、”超大口取引資材価格(使用数量が1,000t以上のセメント等)についてインターネットを利用した見積り徴収の実施”について行うものです。
なお、従来の超大口取引資材の積算に用いる資材価格は、各工事の発注時点において、資材価格特別調査を実施して決定していましたが、今回の試行では、発注者が各工事の公告又は掲示を実施した後に、主要資材について「数量」「時期」「場所」等を限定した見積公募をインターネット等を活用して行い、幅広く見積りを提出していただく部分について試行を行うものです。
これにより、従来よりも施工地域の実態に即した実勢取引価格を把握しようとするものであり、結果として超大口取引資材価格の決定プロセスの透明性・説明性の向上が期待されます。
また、今回の試行においては、見積公募により得られた超大口取引資材価格の妥当性については、新たに設置する価格決定審査会(仮称)等で検討することとしています。
さらに、超大口取引資材におけるスケールメリットについても検討を行います。
インターネットを活用した超大口取引価格の見積公募のポイント
対象工事
試行工事(予定)
工事名 | 発注地整(事務所) | 超大口資材名 | 予定数量 |
大高島第5 高規格堤防工事 |
関東地方整備局 利根川上流河川事務所 |
高炉セメント(B種) | 6,000t |
大高島第6 高規格堤防工事 |
高炉セメント(B種) | 2,500t | |
平成16年度中部縦貫 下林トンネル工事 |
中部地方整備局 高山国道事務所 |
普通ポルトランドセメント | 3,000t |
一般国道8号 鳩原トンネル工事 |
近畿地方整備局 福井河川国道事務所 |
普通ポルトランドセメント | 1,500t |
東広島・呉道路 下三永トンネル工事 |
中国地方整備局 広島国道事務所 |
普通ポルトランドセメント | 1,100t |
平成16−18年度 坂本第2トンネル工事 |
四国地方整備局 中村河川国道事務所 |
普通ポルトランドセメント | 1,700t |
※平成16年10月8日現在の予定
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