国土交通省
 ユニットプライス型積算方式の試行
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平成16年12月16日
<問い合わせ先>
大臣官房技術調査課
(内線22353)
 地方課
(内線21962)

TEL:03-5253-8111(代表)


 

 国土交通省では、従来、公共工事の予定価格算定に用いていた「積み上げ方式」から歩掛を用いない「ユニットプライス型積算方式」への転換に向けて、全国で7件の直轄の新設の舗装工事を対象に試行に入ります。
 本方式は、積算価格の的確性・市場性を向上するとともに、積算業務の効率化等が期待されるものです。

 ユニットプライス型積算方式の試行は、現在取組んでいる、公共事業の全てのプロセスをコストの観点から見直す『コスト構造改革』の取り組みの一つである、「積み上げ方式」から歩掛を用いない「施工単価方式」への積算体系の転換に向けた試行を行うものです。

 なお、ユニットプライス型積算方式は、発注者がユニットプライス(請負代金の総額を構成する基本区分であるユニット区分毎のデータベース化された単価)を用いて積算を行うものであり、積算価格の的確性・市場性の向上、工事目的物と価格との関係の明確化、契約上の協議の円滑化、請負者の有する技術力の活用促進、積算業務の効率化等を図ることを目指すものです。
 また、本方式においては、発注者と請負者が請負代金額の総額で契約を締結した後、ユニット区分毎の単価について合意を行うことにより、契約上の事務手続の円滑化を図るとともに、以降の積算業務の効率化を図るものです。

 今回のユニットプライス型積算方式の試行は、新設の舗装工事について実施するもので、順次、試行結果を勘案しつつ、道路改良工事、築堤・護岸工事に拡大していきます。


ユニットプライス型積算方式の概要

 1.発注者と受注者(元請企業)間の契約を基本とします。
 2.工種単位で労務費、材料費、機械経費、および諸経費込みの取引価格(合意単価)を使用します。
 3.同一工種の実績のデータ(合意単価)を蓄積・分析して、積算に使用します。
 4.現状では、全ての工種でユニットプライスを設定することは困難であるため、見積方式もしくは現行の積算基準を併用します。
 5.ユニットプライスの動向を監視し、妥当性の検証を行い、必要に応じて補正するシステムを導入します。

対象工事

試行工事(予定)

現行積み上げ方式とユニットプライス型積算方式の違い

現行積み上げ方式とユニットプライス型積算方式の違い


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