平成16年3月26日 |
<問い合わせ先> |
政策統括官付政策調整官室 |
(内線53212、53213、53215) |
TEL:03-5253-8111(代表) |
実験の詳細は平成16年1月7日報道発表資料を参照ください。
https://www.mlit.go.jp/kisha/kisha04/15/150107_.html
モデル実験の実施概要は次の通りです。
事業者 | 相模中央交通 株式会社 |
期間 | 平成16年1月26日(月)〜2月27日(金) |
時間 | 午後10時〜午前2時(4時間) |
乗り場 | 小田急電鉄(小田原線)相武台前駅前に専用乗り場を設置 (一般タクシー乗り場の前方に併設)※別添参考資料ご参照 |
(1)利用状況
33日間の実験期間中における女性優先タクシーの利用者数は延べ2,169人で、 女性のタクシー利用者の半数以上が女性優先タクシーを利用しました。
1日あたりで利用状況を比較すると次の通りになります。
相武台前駅の午後10時〜午前2時の状況(1日平均) |
||
稼働台数 | 5台 | 1台当たり利用客数 13人 |
優先タクシー利用者数 | 66人 | 女性のタクシー利用者が 優先タクシーを選択した割合 53% ![]() |
一般タクシー女性利用者数 | 58人 |
(2)利用者の評価
実験期間中に実施したアンケート調査における利用者の評価は次の通りです。
※有効回答数160票・・・女性優先タクシー利用者(女性) 111票
一般タクシー利用者(女性) 42票、(男性)7票
※次のは女性優先タクシー利用者のみが回答、
は一般タクシー利用者のみが回答
アンケート回答者の9割弱が女性優先タクシーに賛成と回答しています()。乗務員が女性であることにより期待できる点としては、「同性のためリラックスできる」、「乗務員と接しやすい」等が上位に挙げられており(
)、女性優先タクシー利用者の9割強が今後も女性優先タクシーを「利用したい」と回答しました(
)。
このように女性優先タクシーのサービスそのものは大変好評である一方、女性 優先タクシー利用者の約半数が、乗場に同タクシーがいない場合、「5分以内」しか待てない(10分以内では計約9割の方)と回答しており()、また、一般タクシーを利用した女性については、「女性優先タクシーを利用しなかった理由」として、6割が「一般タクシーの台数が多い(早く乗れる)から」を挙げており(
)、今回の実験のように女性優先タクシーの台数(女性乗務員の数)が少ないことによる課題も浮かび上がってきました。また、少数の回答ではありましたが、男性利用者に反対の声があることから、男性利用者の理解を得る方策・工夫が課題と考えられます。
本調査では、次のポイント等について整理・分析を行い、報告書をとりまとめる予定です。
時間帯別利用状況の把握と分析
アンケート等による利用者(男女とも)の評価の把握と分析
案内表示、案内係員の配置方法等の検証
導入にあたってのタクシー事業者としての課題とその評価
現在、上記アンケート結果の分析、タクシー事業者における実施状況と課題の整理・分析等を行っており、それらを踏まえた報告書がとりまとまり次第、公表します。
なお、アンケートにおいて、「電話呼出等へ拡大」を希望すると回答した利用者がいますが、相模中央交通株式会社からは、電話によるタクシーの呼出や予約時に女性利用客等が女性乗務員のタクシーを希望した場合には、優先的に女性乗務員 タクシーを配車するサービスを実験開始前から行っており、このサービスを引続き行う等、今回のモデル実験の経験を踏まえて、女性の利用しやすいタクシーサービスを心掛けていく方針と聞いています。
PDF形式のファイルをご覧いただくためには、Adobe Acrobat Readerが必要です。右のアイコンをクリックしてAcrobat Readerをダウンロードしてください(無償)。 Acrobat Readerをダウンロードしても、PDFファイルが正常に表示されない場合はこちらをご参照下さい。 |
All Rights Reserved, Copyright (C) 2004, Ministry of Land, Infrastructure and Transport