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 「観光みらいプロジェクト」(第2次)の選定について
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平成17年12月13日
<問い合わせ先>
大臣官房参事官(観光)付

(内線27156、27152)

TEL:03-5253-8111(代表)


 

 国土交通省では、観光立国推進戦略会議報告書(平成16年11月30日まとめ)の「国際競争力のある観光地づくり」に関する提言を受けて、本年7月から8月にかけて観光地づくりの提案を「観光みらいプロジェクト」(第2次)として募集し、全国から47件の提案がありました。今般、その中から、次の7件を選定したのでお知らせします。

  1. 今回選定した提案名、提案主体及び概要

     

    「泊食分離」等仕組み・仕掛けに工夫タイプ(2件)

    選択の自由モデル

    • 健康・長寿・癒しの島でゆっくり・ゆったり、大島旅スタイルの構築(宮城県気仙沼市)
       個人の多様化する旅行ニーズに対応するため、地域内の宿泊施設等が連携して、「泊・食・浴」分離の仕組みを構築するとともに、東北福祉大学と共同で、地元食材を使った郷土食メニュー、地域の自然を活かした健康デザインプログラム(運動療法)等の開発を行い、「健康・長寿・癒し」をキーワードとするスローツーリズムに対応した観光地づくりを目指す。

    ビジネスモデルの変革モデル
    • 体感型京都観光パッケージ「京都おこしやす大学」(京都府京都市)
       京都の社寺、町家、工房等で日本の伝統文化を楽しみながら学ぶことのできる観光プログラムを開発するとともに、こうした観光プログラムや宿泊施設等の予約、利用者特典の付与を行うワンストップ窓口を整備し、簡単な手続きで奥深い京都の生活・文化を身体で感じて学ぶことのできる新しい観光を仮想の大学というコンセプトで提供・展開。

     

    コンテンツの充実等プログラムに工夫タイプ(2件)

    長期滞在志向・産業観光コンテンツ充実モデル

    • 産業「験学」観光推進プロジェクトの構築(中京圏)
       団塊の世代、国内外の青少年、アジアからの観光客をターゲットに、各層のニーズに合った多彩で、かつ見学、学習、体験が一体となった産業観光プログラムを開発し、プログラムにあった宿泊施設の手配等を可能とする一括受付窓口の整備を行うとともに、産業観光ガイド育成のための「あないびと」講座等の実施を通じて、地域主導型の付加価値の高い長期滞在型の産業観光モデルの構築を目指す。

    文化交流・感動体験づくりモデル
    • ハイサイ!おきなわ文化交流・感動体験モデルプロジェクト(沖縄県)
       「子供達」を主役にした、沖縄の伝統・文化・芸能を最大限に活用した交流体験プログラムを開発・実施するとともに、子供間の友情や家族との特別の思い出の醸成、将来の沖縄での知人・友人交流や家族での来訪者の増加を図る。将来的には、国際レベルで文化交流・感動体験ができるイベントの開催等を通じて「アジア・太平洋の芸術・文化交流拠点」の形成を目指す。

       

    人材育成・連携等ネットワークに工夫タイプ(2件)

    人材育成モデル

    • がんばってます!!新潟 おもてなし向上プロジェクト(新潟県)
       新潟県中越地震を契機につながりが深まった観光関係者、地域で選出する観光リーダー「にいがた観光カリスマ」、観光・教育関連機関の連携の下、将来の観光振興を担う人材「にいがた観光未来人(仮称)」を育成する「小林虎三郎塾(仮称)」を開塾、幅広く観光交流や接遇意識向上の機会を提供し、「人材育成」を通じた観光資源の開発とおもてなしの向上を図り、単なる震災復興にとどまらない顧客満足度の高い観光地づくりを目指す。

    文化観光を担う人材育成モデル

    • 「高野熊野世界遺産観光コミュニケータ」育成事業(和歌山県:高野・熊野世界遺産関連地域)
       世界遺産登録地「紀伊山地の霊場と参詣道」のガイドとして不可欠な知識、コミュニケーション能力とホスピタリティを持つ人材「観光コミュニケータ」育成のため、地域の知の拠点である和歌山大学が中心となって、、日本の密教や精神文化研修といった実践型カリキュラムの履修を含む「和歌山・熊野・高野観光検定試験」を実施し、日本の文化観光・精神文化の担い手を育成する仕組みを構築。

     

    革新的な観光地モデル形成等コンセプトに工夫タイプ(1件)

    交通・FIT対応拠点整備モデル

    • どこでも、誰でも、好みの手段で、自由に移動できる拠点観光地形成プロジェクト(大分県別府市及びその周辺) 
       周辺の観光地を巡る周遊バス、別府域内のナイトバス・ワンコインタクシーを運行し、別府域内外の観光資源を十分に楽しめる滞在型観光拠点地としての交通網を構築するとともに、地域に多く居住する外国人が協力するFITコールセンターを整備し、国内外の個人旅行者にとって利便性の高い拠点観光地づくりを行う。

     

  2. 今後の進め方

     選定した提案については、策定主体による構想策定のためのデータ収集、市場調査、原案策定作業等を支援するとともに、これら構想について広く全国に情報発信し「国際競争力のある観光地づくり」を目指す地域の模範として全国に波及させるとともに、各地域の創意・工夫を生かした観光地づくりの活発化を目指します。
     また、熟度等の関係で今回選定されなかった提案についても、国土交通省としては、必要な助言等を行い、各地域の自主的な観光地づくりの支援や次回の提案募集への応募につなげて参ります。

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