国土交通省
 竹島・教科書・安保理問題による日韓・日中観光交流への影響
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平成17年4月25日
<問い合わせ先>
総合政策局
国際観光推進課

(内線27413、27312)

TEL:03-5253-8111(代表)

 

  1. 日韓観光交流の状況

    (1)訪日客(2004年約159万人)の状況(独立行政法人国際観光振興機構(JNTO)調べ)

      竹島問題発生後、団体観光旅行の減少、自治体交流の中断や修学旅行、公務員の研修旅行の中止などにより、韓国からの訪日旅行客は20%程度(注)減少していると推定される。  
      注)月約13万人のうち2〜3万人程度   

    (2)訪韓客(2004年約244万人)の状況(社団法人日本旅行業協会(JATA)調べ)

      既存の予約については、あまり大きな影響が出ていない(注)。

    注)

    • 業界の感触としては、パッケージツアーについては、通常の状態と同じ1〜2%程度のキャンセル率。
    • 交流事業の中止による団体客のキャンセルが複数発生している模様。
    新規予約については、ペースが低調になっており、前年同期比で20〜30%減となっている会社もある。

  2. 日中観光交流の状況

    (1)訪日客(2004年約62万人)の状況(JNTO)調べ)  

      反日デモの発生以後、通常の状況を上回るキャンセルが発生。

    • 団体ツアーについては、北京ではキャンセルが多数発生、上海では16日のデモ後キャンセルが増加、広東省では徐々にキャンセルが出始めている状況。
    • 本年はもともと海外旅行が低調なこともあり、団体ツアー数は、旅行会社の当初計画の30〜50%減になる見込み(香港除く)。

    (2) 訪中客(2004年約333万人)の状況(JATA)調べ)

      反日デモの発生以後、個人客、団体客を問わず、現地の治安状況についての問い合わせが増加。通常の状況を上回るキャンセル(注)が発生。

    注)

    • 業界の感触としては、通常は1〜2%程度のパッケージツアーのキャンセル率が、4、5月出発分については、15〜20%程度に上昇。
    • 今後出発予定の団体客のキャンセルが相当発生している模様。
    • 合計で1万人を超える旅行者がキャンセルをした模様。
      新規予約については、前年同期比で半分以下の程度まで落ち込んでいる。


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