第１０回「大都市交通センサス」の実施について

平成１７年１０月２１日

＜問い合わせ先＞

総合政策局交通計画課

（内線24603、24618）

TEL：03-5253-8111（代表）

１．　調査の概要

　「大都市交通センサス」は、首都圏、中京圏、近畿圏の三大都市圏における、大量公共交通機関（鉄道、乗合バス、路面電車）の利用実態を明らかにする事を目的として、昭和３５年から５年毎（国勢調査と同じ年）に実施してきた交通統計調査で、本年は１０回目の調査年となります。
　調査結果は、国や地方公共団体における都市計画や、通勤・通学時の混雑緩和、速達性向上、乗り継ぎ円滑化、バリアフリー化の推進など、様々な交通政策検討の基礎資料として活用されます。
　なお、利用者に対するアンケート調査（鉄道定期券・普通券等利用者調査、バス・路面電車定期券・普通券等利用者調査）に関しましては、調査の対象を今回から券種を問わず全ての利用者（前回は定期券の利用者）とすることとしました。

２．　調査内容

　鉄道定期券・普通券等利用者調査: 　調査区域内の調査対象鉄道駅（首都圏５１６，中京圏１８８，近畿圏３４９）で降車する旅客に対して調査票を配布し、住所、目的地、利用区間、移動目的等を記入していただきます。調査配布駅での駅回収、郵送回収の他今回からインターネットによる回収も実施します。
　バス・路面電車定期券・普通券等利用者調査: 　調査対象となるバスターミナル（首都圏２４，中京圏１０，近畿圏１７）において乗降する旅客に対して調査票を配布し、住所、目的地、利用区間、移動目的等を記入していただきます。はがきによる郵送回収を実施します。
　鉄道ＯＤ調査: 　鉄道利用者の駅間の流動量を調査します。
　※ＯＤとは、Origin（起点・出発点）とDestination（終点・目的地）の略
　バス・路面電車ＯＤ調査: 　調査対象となるターミナルに乗り入れる系統における、バス・路面電車の停留所間又は駅間の流動量を調査します。
　鉄道、バス・路面電車輸送サービス実態調査: 　調査対象路線・系統の車両定員数、車両編成数、運行本数等から、時間帯別の輸送力を調査します。

３．　調査期間

　平成１７年１０月～１１月中の平日（火、水、木）の１日
　鉄道定期券・普通券等利用者調査は１１月１５日～１７日の間に、バス・路面電車定期券・普通券等利用者調査は１１月８日～１０日に実施致します。

４．　調査協力事業者数

首都圏：鉄道３７事業者、バス・路面電車１０５事業者
中京圏：鉄道１５事業者、バス・路面電車　１９事業者
近畿圏：鉄道２３事業者、バス・路面電車　６３事業者

５．　調査結果の公表

　調査票を回収後、集計・解析作業を行い、平成１８年度に調査結果をプレス発表、国土交通省ホームページ、報告書で公表する予定です。