平成17年4月22日 |
<問い合わせ先> |
都市・地域整備局下水道部 |
(内線34312) |
国土技術政策総合研究所 |
TEL:03-5253-8111(代表) |
下水処理水は、都市内における貴重な水資源として、今後もますますその再利用が重要になっていくことが予想され、それに伴い下水処理水の適切な再利用がより一層重要なものとなります。
このため、国土交通省都市・地域整備局下水道部及び国土技術政策総合研究所下水道研究部は、平成15年度に下水処理水再利用に関わる水質基準等に関する委員会を設置し、委員会における審議を経て、「下水処理水の再利用水質基準等マニュアル」を策定しました。また、マニュアルの策定に併せて、国土交通省では下水道部下水道流域下水道計画調整官名で今後の下水処理水の再利用の参考としてもらうため、各都道府県及び指定都市宛に「下水処理水の再利用水質基準等マニュアルについて」を本日発出しました。
1978年の異常渇水を契機に、下水処理水の再利用が開始されて以来、水洗用水、融雪用水、環境用水、工業用水、散水用水等様々な用途に下水処理水が再利用されるようになってきていますが、再利用水量はまだ下水処理水全体の2%未満(平成14年度現在)にすぎません。都市内における貴重な水資源確保の観点、さらにヒートアイランド対策としての打ち水利用など、新たな利用用途も期待される等、再生水利用の重要性は今後ますます高まっていくことが予想されます。
このような状況を踏まえ、下水処理水の適切な再利用を推進するため、従来の下水処理水再利用の水質基準及び目標水質等を見直すこととし、平成15年度に「下水処理水の再利用に関わる水質基準等に関する委員会」(事務局:(財)下水道新技術推進機構)(資料1)を設置しました。委員会では2年間にわたり7回の審議を行い、今般、「下水処理水の再利用水質基準等マニュアル」を策定しました。
これにより、下水処理水の再利用がますます推進されることが期待されます。
本マニュアル(目次:資料2) では、下水処理水再利用における衛生学的安全性確保、美観・快適性確保、施設機能障害防止の観点から、水質基準等及び施設基準を提示(資料3)するとともに、下水処理水再利用の実施に当たり考慮すべき事項を提示しています。マニュアル策定のポイントは参考資料のとおりです。
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