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平成17年11月1日 |
<問い合わせ先> |
都市・地域整備局 |
地方整備課 |
(内線32462) |
TEL:03-5253-8111(代表) |
本日、佐賀県唐津市で開催された「地域づくり全国交流会議唐津大会」において、「地域づくり表彰」の最終審査会が開催され、国土交通大臣賞、全国地域づくり推進協議会会長賞他を決定し、表彰しました。各賞の受賞者は次のとおりです。
受賞名 | 受賞団体 | |
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国土交通大臣賞
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特定非営利活動法人
小野川と佐原の町並みを考える会 (千葉県佐原市) |
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萩の会 (島根県益田市) |
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津山城東むかし町実行委員会 (岡山県津山市) |
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竹田市観光協会 (大分県竹田市) |
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全国地域づくり推進協議会会長賞
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(有)ふるさとのおふくろフーズ (福島県葛尾村) |
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特定非営利活動法人 地球デザインスクール (京都府宮津市) |
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枚方宿地区まちづくり協議会 (大阪府枚方市) |
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肥前町国際交流協会 (佐賀県唐津市) |
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日本政策投資銀行総裁賞 | 特定非営利活動法人 地球デザインスクール (京都府宮津市) |
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地域づくり全国交流会議 唐津大会実行委員会会長賞 |
萩の会 (島根県益田市) |
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特別賞 |
地域おこし賞 | (有)ふるさとのおふくろフーズ (福島県葛尾村) |
小さな国際交流賞 | 肥前町国際交流協会 (佐賀県唐津市) |
「地域づくり表彰」は、創意と工夫を活かした個性的な地域づくりに顕著な功績があった優良事例を表彰することによって、地域の交流の活性化と地域づくり活動の奨励を図ることを目的として実施しています。
地域づくり表彰審査委員(平成17年度・敬称略)
東京大学先端科学技術研究センター教授 | 大西 隆 | (座長) | |
NPO法人日本伝統芸能振興会会長 | 山本 喜朗 | (顧問) | |
(財)北海道東北地域経済総合研究所顧問 | 緒形 秀樹 | (委員) | |
東京大学大学院教授 | 北沢 猛 | (委員) | |
(株)まちづくりカンパニー・シープネットワーク代表取締役 | 西郷 真理子 | (委員) | |
プロデューサー | 残間 里江子 | (委員) | |
立教大学観光学部観光学科教授 | 安島 博幸 | (委員) | |
大阪市立大学大学院創造都市研究科教授 | 矢作 弘 | (委員) |
平成17年度地域づくり表彰 表彰事例 概要(8事例)
団体名 道府県名、市町村名 (活動開始年度) |
活動概要 |
(有)ふるさとのおふくろフーズ 福島県葛尾村 平成元年度 |
地域産業おこしとして平成2年、農家の主婦6名でおふくろフーズ(現 有限会社)を結成した。そのなかで、地域の気象条件を生かして作られてきた伝統食「凍み餅」の商品化と製造販売、保存料を使わない生餅製造等、地域の地場産物を利用した商品開発を開始した。その結果、高齢者や女性に就労の機会を創出したり、もち米の契約栽培等による米需給調整、水田転作による大豆等作付けが図られた。 |
特定非営利活動法人 小野川と佐原の町並みを考える会 千葉県佐原市 平成3年度 |
平成元年に活動の本拠地となる赤煉瓦の三菱銀行佐原支店旧本館が市に譲渡されたのを機に、同3年に「考える会」が結成された。その後、考える会会員たちが町並みの家々を一軒ずつ廻り、所有者に聞き取り調査をし、写真を撮影し、建物の特徴を調査票に記入していった。この調査結果にもとづいて、考える会が「佐原市佐原地区町並み形成基本計画」を作成し、市長に提出し、今日の佐原の町並み保存の基礎がかたちづくられた。日常的な活動としては、町並み観光案内所の運営と町並み案内活動、「佐原の町並み・かわら版」の発行などが挙げられる。 |
特定非営利活動法人 地球デザインスクール 京都府宮津市 平成9年度 |
平成9年に府立公園予定地で、市民参加で自然共生の公園づくりを進める「地球デザインスクール」というソフト活動を府が提唱し、平成14年にはこれまでの成果を生かし、有志約50名が「NPO法人地球デザインスクール」を設立した。公園づくりをきっかけとして、自然と共生した持続可能な地域社会、自然と調和した地球環境をデザインできる人材の育成を行うことを目的として有機農法を学びながら里地を整備する「ぐうたら農学校」、土地のエコロジカルな素材を使った建築ノウハウを開発する「土の建築教室」などを開催し、ビジョンの実現をめざしている。 |
枚方宿地区まちづくり協議会 大阪府枚方市 平成12年度 |
地域全体で宿場町の歴史を残していこうと、自治会や商店会、各団体等で構成される枚方宿地区まちづくり協議会を結成し、地域の歴史を生かし魅力あるまちづくりを進めるために活動している。平成13年には伝統的様式の建築物を残し、新しい建物でも古い街並みに調和した形で修景するということを地区の約束事として、住民共通の指針である『まちづくり協定』を締結した。また、枚方宿街道菊花祭、「枚方宿ジャズストリート」(ジャズ演奏、オープニングの和太鼓やよさこい踊り、菊花寄席など)、「枚方宿ガーデニングクラブ」による活動等を行っている。 |
萩の会 島根県益田市 平成9年度 |
萩の会(萩原集落)では、平成10年3月に1軒の空屋を借り受け、民宿「雪舟山荘」を開いた。これが、平均年齢70歳の女性グループ「民宿部会」の始まりである。その際、集落内で作り手のいない水田と合わせ、遊休地を荒らさないためと、水稲部会も発足した。現在、30アールの共同耕作田では赤米や黒米などの古代米を栽培し、民宿の古代食メニューに活用しているほか、小学生の「古代体験ツアー」も受入れている。また、町のブルーベリー試験田を譲り受けて発足したベリー部会は、20アールの圃場畑で300本を植栽し、年2トンの収穫があり、農作物の害獣である猪をも活用して「猪肉のベリー煮」を開発し、全国に販売している。 |
津山城東むかし町実行委員会 岡山県津山市 平成元年度 |
「津山城東むかし町実行委員会」は、津山城跡東地区の、歴史や文化・景観を活かした地域づくり・地域おこしを目的に組織し、平成元年から11月の第1日曜日に『出雲街道 津山城東むかし町』を開催している。『城東むかし町』当日は、町並み保存地区の 1.2qを歩行者天国にし、時代行列や富くじなど江戸時代の街道を彷彿させる催しや、幕末に活躍した地元出身の蘭学者やオランダ・ロシアの文化を紹介する“つやま蘭学村”、出雲街道沿線の市町村や津山地域の特産品の物産市など、城東地区の魅力をPRしている。 |
肥前町国際交流協会 佐賀県唐津市 昭和62年度 |
本市肥前町で、昭和62年の町制施行30周年記念事業として国際交流活動が始った。交流相手国は、主に韓国、それからアメリカ合衆国で、現在までの派遣者総数は681名、受入者総数は1,139名。最近の活動は、1、若ばと交流(韓国釜山市の大学生12名を2週間受け入れての民泊交流)2、町少年の船(韓国金海市の小学生と町内小学生との5日間の相互民泊交流)3、カチカチ交流(韓国ソウル市明知大学の学生10名を2週間受け入れての民泊交流)4、アメリカ交流(町内中・高校生とアメリカ合衆国の中・高校生との相互民泊交流)などを行っている。 |
竹田市観光協会 大分県竹田市 平成12年度 |
これまで岡城中心に考えられてきた観光客誘致を城下町や農村部の観光資源の発掘と開発を行うことで、城下町や農村部へ誘導して「歩いて」「見て」「体験できる」竹田版ツーリズムへの転換を図っている。特に竹の灯籠を城下町に飾る「竹楽(ちくらく)」における取り組みに関しては、その成果が顕著である。里山の孟宗竹を伐採し里山の保全をはかるとともに、伐採した竹を灯籠として活用した観光イベント「竹楽」を行い、最終的には竹灯籠を竹炭にして販売、また河川浄化に活用する、竹を通した持続的な里山環境の保全と地域の産業連関を提唱している。竹楽は、期間中11万5千人の観光客を集める県下を代表するイベントとなり、観光による地域活性化に大きく寄与している。 |
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