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 都市公園における遊戯施設の安全管理に関する
 調査の集計概要について

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平成17年12月9日
<問い合わせ先>
都市・地域整備局
公園緑地課

(内線32952)

TEL:03-5253-8111(代表)


 

 国土交通省では、都市公園における安全管理の一層の強化を図るため、平成10年、13年に全国の都市公園等における遊戯施設の設置状況、安全点検の実施状況等について調査を実施したところですが、この度遊具の設置状況と平成16年度に行われた安全点検の実施状況等の調査結果がまとまりましたので、公表いたします。

1.調査対象

都市公園及び地方公共団体が都市公園に準じて管理を行っているその他の公園等に設置されている遊具。

2.調査事項
  • 都市公園等における遊具の設置状況(平成17年3月31日時点)
  • 遊具の安全点検状況(平成16年度)
  • 遊具の安全措置状況(平成16年度)  等

3.集計結果の概要

(1)調査体制
  • 都市公園及びその他の公園について 1,772の地方公共団体が調査を実施。
    (国営公園についても、16公園において調査を実施。)
  • 都市公園及びその他の公園 104,916 箇所について、安全点検を実施。

(2)施設の設置状況
  • 都市公園及びその他の公園において設置されている遊具の総数は 432,387 基であり、前回(平成13年)調査時より3.2%増となった。
  • 設置数の多い遊具は踏み板式ぶらんこ(69,184 基 16.0%)、すべり台(67,269 基 15.6%)、砂場(63,415 基 14.7%)の順であった。
  • ゆりかご型ぶらんこの設置数は3,628基であり、前回(平成13年)調査時に比べ72.2%減となった。

(3)点検した施設の状況
  • これらの遊具を点検した結果、補修・撤去等の安全確保措置が必要となった遊具は、全施設数の 6.9% にあたる 29,990 基であった。
  • 講じられた安全確保措置として多かったものは、補修 16,706 基(55.7%)、更新 4,633 基(15.4%)、撤去 3,415 基(11.4%)の順であった。
  • 各遊具の設置数に対して、補修・撤去等の安全確保措置が必要となった遊具数の割合が高かったものは、複合遊具(木製)(23.0%)、回転塔(16.6%)、ゆりかご型ぶらんこ(16.0%)の順であった。

(4)通常の点検体制
  • 都市公園及びその他の公園の点検頻度は、日常点検は月に 3.7 回であり、前回調査の2.9回に比べて増加した。また、定期点検は、年に 2.2 回であり、前回調査と同じであった。

4.今後の対応

 国土交通省では、平成14年3月に「都市公園における遊具の安全確保に関する指針」を策定し、各公園管理者に通知する等により、都市公園における遊び場の安全性を高めるための取り組みを進めているところです。
 今後も各公園管理者が公園の遊具を適切に設置・管理することにより、都市公園が楽しく安全に遊べる場として利用されるよう、引き続き指針の周知徹底に努めていきます。


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