平成17年3月4日 |
<問い合わせ先> |
住宅局住宅生産課 |
木造住宅振興室 |
(内線39454) |
建築指導課 |
(内線39515) |
TEL:03-5253-8111(代表) |
- 農林水産省より、JAS(日本農林規格)の格付けを受けた構造用集成材において生じた接着層のはく離に関して、3月3日付けで同省消費・安全局長から、住宅局長あて、当該構造用集成材に係る消費者及び工務店等の住宅供給者に対する情報提供を行うよう要請を受けました。
- 農林水産省によるとはく離の生じた集成材についての情報は、以下のとおりです。
- 製造者:徳聯木業制品工場(チャイナパシフィックラミネーター)(中国広東省)
- 輸入販売:
双日株式会社
KULLIK&RULLMANN(クーリック&ルルマン)社
- 流通時期:平成16年9月以降に日本国内に流通したもの
- 材の寸法:10.5cm角 長さ2,800、2,850又は2,980mm
(※主に木造住宅の柱に使われる材)
- 表示:各集成材にはJASマークと製造業者名(「徳聯木業制品工場CHINA PACIFIC LAMINATOR」)等が明記されたシールが貼付
- 輸入量:約7万本(輸入量から輸入業者在庫を除いた量、木造住宅約700戸から900戸に相当する量と推計される。)
※ 把握されているはく離の事例については昨年11月の住宅建設現場1件のみ(その他のはく離の情報は寄せられていない。)。
※ 流通在庫品の検査では曲げ強度の基準を満たすものの、接着性能に問題があるものがあった。
※ 工場の現地調査では、問題を特定できていない。
- 国土交通省の対応
(1)はく離の原因は農林水産省で調査中ですが、このような事態が発生したことは大変遺憾であり、農林水産省に対し次の事項について要請しました。
早急に本構造用集成材のはく離に関する原因究明を行うこと。
の結果に基づき、本構造用集成材の製造者等に対して、必要な対策(流通経路の確認と利用者に対する情報提供等)の実施及び製造者等としての責任ある対応がなされるよう、指導を行うこと。
構造用集成材のJAS表示は住宅性能の信頼を確保する上で極めて重要な役割を果たしており、JASの信頼性が損なわれないよう、今後こうしたことの起こらないよう万全の措置を講じること。
(2)また、当面の措置として以下を講じることとしました。
関係団体に対し、農林水産省からの通知について周知するとともに、今後の消費者からの問い合わせに対する窓口を直ちに設置するよう依頼(3月3日)。
関係団体に対し、輸入業者の以下の窓口を周知。
- 双日株式会社:03−5520−3404
【受付時間9:15〜17:30(12:00〜13:00)は除く】
- KULLILK&RULLMAN(クーリック&ルルマン):0852−20−6170
【受付時間9:00〜17:00(12:00〜13:00)は除く】
(3)今後の農林水産省からの情報提供に基づき、はく離に関する原因や流通経路等について、関係団体を通じて情報提供を実施するとともに、必要にに応じ工務店、住宅供給者等に対し、具体的な対応策に関する技術的情報の提供等の対応をとることとしています。
- 関係団体の対応
関係団体においては、本件につき国土交通省の依頼に基づき、以下の相談窓口を設置しました。
(相談窓口)(受付時間:平日10時〜17時)
- (財)日本住宅・木材技術センター 電話:03-3589-1788
- (財)住宅保証機構 電話:03-3584-5748
- (財)住宅リフォーム・紛争処理支援センター 電話:03-3556-5147
- (社)日本木造住宅産業協会 電話:03-5425-6262
PDF形式のファイルをご覧いただくためには、Adobe Acrobat Readerが必要です。右のアイコンをクリックしてAcrobat Readerをダウンロードしてください(無償)。
Acrobat Readerをダウンロードしても、PDFファイルが正常に表示されない場合はこちらをご参照下さい。
|

(ダウンロード)
|

All Rights Reserved, Copyright (C) 2005, Ministry of Land, Infrastructure and Transport