国土交通省
 「環境にやさしい鉄道貨物輸送の認知度向上に関する検討委員会」
 (通称名:「エコ・レールマーク」検討委員会)の設置及び第1回委員会
 の開催について

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平成17年3月2日
<問い合わせ先>
鉄道局業務課貨物鉄道室

(内線40661、40662)

TEL:03-5253-8111(代表)


 


「環境にやさしい鉄道貨物輸送の認知度向上に関する検討委員会」
(通称:「エコ・レールマーク」検討委員会)
の設置について

  1. 趣旨
     現在、企業の物流に関する環境負荷低減の取組は、一部の先進的な企業を中心に鉄道へのモーダルシフトをはじめとして、過去に類を見ないほど盛んになっています。実際に貨物鉄道によるコンテナ輸送は過去最高の水準に高まっております。
     しかし、こうした企業の取組は、物流業界の内部や環境報告書を読むような環境に関心の高い人々の間ではよく知られるところとなっていますが、物流業界と直接関わりのない仕事に携わっている会社員、主婦、子供といった消費者の大半にとっては、普段の日常生活になじみのない鉄道貨物輸送とこれによる環境負荷低減の取組は、ほとんど知られていません。
     こうした中で、今なお多くの企業は、環境よりもコストを優先する傾向にあり、今後企業のグリーン物流の取組を一層促進し、裾野を広げるためには、消費者には見えにくい中間物流における企業の環境への取り組みをわかりやすく表象することを通じて、消費者自ら消費する製品の物流についても企業の環境に対する行動を意識し、企業もこうした消費者の意識変化に敏感に反応するようになることが重要であると考えます。
     特に、消費者に身近な家庭用製品の商品やカタログ等に、物流になじみのない消費者でも理解しやすい鉄道のマークを表象することで、環境にやさしい鉄道貨物輸送の認識を持ってもらうことが、裾野の広い消費者の運動につながるものと考えます。
     本検討委員会は、こうしたマークの実施を通じた環境にやさしい鉄道貨物輸送の認知度向上を図るための所要の検討を行うものです。

  2. 検討事項
     鉄道貨物輸送の環境負荷低減効果についての認知度向上方策の検討
     エコ・レールマークの基準策定、荷主の実態分析等

  3. 検討体制について
     別添のとおり

 ※4月上〜中旬を目途に、マークについての基準確定、一般公募の予定。


別添

「環境にやさしい鉄道貨物輸送の認知度向上に関する検討委員会」
(通称名:エコ・レールマーク検討委員会)
検討体制

座長   苦瀬 博仁   東京海洋大学 海洋工学部 流通情報工学科 教授
委員   玉木 良知   国土交通省 総合政策局 環境・海洋課長
 〃   伊澤 透   国土交通省 総合政策局 複合貨物流通課長
 〃   鈴木 昭久   国土交通省 鉄道局 総務課 鉄道企画室長
 〃   堀内 丈太郎   国土交通省 鉄道局 業務課 貨物鉄道室長
 〃   福内 直之   国土交通省 政策統括官付 政策調整官
 〃   大橋 康利   日本貨物鉄道(株) 総合企画本部 経営企画部長
 〃   杉野 彰   日本貨物鉄道(株) ロジスティクス本部 営業部長
 〃   岡田 昌久   社団法人 鉄道貨物協会 理事長
 〃   宮原 敏   社団法人 鉄道貨物協会 複合一貫輸送委員会 委員長
 〃   吉川 哲二   社団法人 全国通運連盟 専務理事
 〃   加来 重樹   社団法人 日本物流団体連合会 事務局長
 〃   小畑 健雄   日本政策投資銀行 社会環境グループリーダー 政策企画部課長
         
事務局  国土交通省 鉄道局 業務課 貨物鉄道室

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