平成17年2月23日 |
<問い合わせ先> |
自動車交通局技術安全部 |
環境課 |
(内線42525) |
TEL:03-5253-8111(代表)
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国土交通省では、型式指定を受けたもののうち、平成16年末現在、新車として販売されている及び今後販売が予定されているガソリン乗用車について、燃費(10・15モード燃費)の良いものを取りまとめました。
- 総合ランキング(別表1)
(1)小型・普通乗用車
ハイブリッド自動車がトップ3を独占
- 平成16年は1位インサイト(ホンダ)、2位プリウス(トヨタ)、3位シビックハイブリッド(ホンダ)であり、平成15年に引き続き、ハイブリッド自動車がベスト3を独占する結果となりました。
- 今回1位となったインサイトは、リーンバーン(希薄燃焼)方式や可変バルブタイミング機構を採用しエンジン熱効率を向上させるとともに、アイドリングストップ装置や電動パワーステアリングの採用等により、高い燃費性能を実現しています。
- また、今回2位のプリウスは、可変バルブタイミング機構や自動無段変速機(CVT)の採用、電動パワーステアリングの導入など様々な燃費向上対策を施すことにより、1位のインサイトと比べ重量・総排気量ともに1.5倍程度大きいにもかかわらず、インサイトと同程度(燃費差は0.5km/l)の燃費性能を確保しています。
ハイブリッド自動車以外では排気量1.0〜1.3lクラスのコンパクトカーが上位を独占
- ハイブリッド自動車以外では、平成15年同様、ヴィッツ(トヨタ)が4位、フィット(ホンダ)が5位であり、それ以下トップ10も全てコンパクトカーが占めています。
- ヴィッツは、燃費向上対策技術としてアイドリングストップ装置及び充電制御システムの採用が特筆すべき点となっています。
- 今回ベスト10に初登場したのは、7位のブーン(ダイハツ)・パッソ(トヨタ)と10位のコルト(三菱)であり、全てコンパクトカーでした。
(2)軽乗用車
軽自動車もハイブリッド自動車が1位
- 平成16年度も平成15年度同様、1位はハイブリッド自動車のツイン(スズキ)であり、2位はミラ(ダイハツ)でした。
- ツインはアイドリングストップ装置を備えたハイブリッド車で高い燃費性能を確保し、普通・小型乗用車を含めても3位にランクされる実力を有しています。
- ミラは直噴エンジンを採用しており、可変バルブタイミング機構の導入、アイドリングストップ装置や電動パワーステアリングの採用など種々の燃費向上対策技術を投入することにより、ハイブリッド自動車に引けを取らない高い燃費性能を実現しています。
- 車両重量区分別ランキング(別表2)
車両重量区分別でも、ハイブリッド自動車が上位を独占
- ハイブリッド自動車はいずれも燃費基準値を50%以上超過達成し、ハイブリッド自動車の燃費性能の高さを示しています。特に、プリウス、アルファードハイブリッド(トヨタ)及びエスティマハイブリッド(トヨタ)は100%以上という非常に高い超過達成率でした。
- ハイブリッド自動車以外では、ヴィッツ、フィット及びモビリオ(ホンダ)が燃費基準値を30〜40%以上超過達成しました。
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