| 平成17年5月20日 |
| <問い合わせ先> |
| 自動車交通局技術安全部 |
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技術企画課
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(内線42212)
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審査課
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(内線42312)
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TEL:03-5253-8111(代表)
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国土交通省では、スズキ(株)、ダイハツ工業(株)、日産自動車(株)、(株)本田技術研究所の4社が、公道における走行試験に当たり、原動機の載せ換え等を道路運送車両法の所要の手続きを行わずに実施していた旨の報告(参考のとおり)があったため4月22日に警告書を交付し、改善措置について5月20日までに報告を行うよう指示したところです。
本日、当該指示に基づき、自動車製作者等4社より下記の内容の発生原因、改善措置(再発防止対策)に関する報告がありました。
今回の報告のあった再発防止対策については、概ね適当と認められます。今後、国土交通省としては、これらの対策が適切に履行されているかどうかについて、監査等の機会を捉えて監視することとしています。
記
- 法令違反の主な発生原因
- (1) 担当者の認識
- 担当者は法令上の手続きを認識していなかった、あるいは、法令遵守上の重要性に対する認識が希薄であった。(4社)
- (2) 管理者の認識
- 管理者は、法令上の手続きの詳細に関し認識が希薄であり、結果的に管理監督が不十分であった。(4社)
- (3) 業務処理体制
業務フローが不明確であったため、手続きをする部署への連絡が徹底されなかった。(ダイハツ、本田)
関係手続きに関しては各部門ごとの運用となっており、統一した業務フローがなかった。(スズキ、日産)
法令遵守状況のチェック体制がなかった。(4社)
- 主な改善措置(再発防止対策)
- (1) 道路運送車両法の遵守及びコンプライアンスの徹底
担当部署/管理部署に道路運送車両法に関する教育・研修の実施
(4社)
公道走行試験に関する法令・手続きについて文書で再徹底
(ダイハツ、本田)
- (2) 業務処理体制の見直し
業務フローの明確化(4社)
法令遵守に関するチェック体制の創設(4社)
総括管理者の設置(スズキ、ダイハツ、本田)
(参考)
- 法令違反の内容(別紙参照)<4月22日公表内容と同じ>
- 過去5年間(平成12年4月以降((株)本田技術研究所については過去3年間))において、次の法令違反の事実がありました。
- ア.4社において、合計32台について、原動機の載せ替えを道路運送車両法に規定する構造等変更検査及び自動車検査証の記載事項変更等の手続きをせずに実施していた。また、1社において、小型二輪自動車4台について、検査を受けることなく公道走行試験を実施していた。
- イ.アの他、1社において、2台について、かじ取り装置の施錠装置の機能を無効にしていたため基準に適合していなかった。
- ウ.なお、これら法令違反に係る公道走行試験の際において、事故は発生していなかった。
(別添資料)
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