世界で初めて、燃料電池自動車の型式認証を行いました　―究極の低公害車―

　

平成１７年６月１７日

＜問い合わせ先＞

自動車交通局技術安全部

型式認証：審査課

（内線42312）

安全基準：技術企画課

（内線42252）

環境基準：環境課

（内線42524）

TEL：03-5253-8111（代表）

　国土交通省は、トヨタ自動車株式会社及び本田技研工業株式会社から申請のあった水素を燃料とする燃料電池自動車（乗用車）について、本日、世界で初めて型式認証を行いました。
　これまで、燃料電池自動車については、水素安全等の基準が未整備であったため、運行上必要となる条件を付した上で大臣認定を行い、公道における試験走行を実施するとともに、平成１５年度から「燃料電池実用化促進プロジェクト」を設置し、これらの試験データを活用しつつ、安全・環境に係わる技術基準の整備を行ってきました。
　この結果を踏まえ、平成１７年３月３１日、衝突時の安全性を含む水素漏れ防止要件等を内容とする燃料電池自動車に係る安全基準等が整備されたことにより、圧縮水素ガスを燃料とする燃料電池自動車も、一般車両と同様に、大量生産が可能な型式認証の取得ができるよう措置していたところです。
　なお、水素を燃料とする燃料電池自動車は、窒素酸化物や二酸化炭素などの排出ガスが全く排出されないという特徴を持つ究極的な低公害車です。

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