平成17年2月8日 |
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海事局外航課 |
(内線43365) |
TEL:03-5253-8111(代表) |
[調査結果の概要]
(1)被害件数
2004年に我が国関係船舶の中で、海賊行為等の被害(単に船舶に乗り込まれたものを含む)を受けた船舶は7件(2003年 12件)ありました。
(参考1)我が国関係船舶における海賊行為等による被害発生件数の推移
(過去10年)【別添1(PDF形式)】
船籍別の内訳としては、日本籍1隻、パナマ籍5隻、キプロス籍1隻となっています。(2003年 パナマ籍11隻、香港籍 1隻)
また、被害船舶の中で日本人が乗船していた船舶は1隻のみでした。
(2)発生海域
発生海域は、インドネシア周辺海域を中心に、全て東南アジアで発生しています。特に南シナ海での発生が目立っています。
(参考2)2004年における海賊被害発生場所(東南アジア海域)【別添2(PDF形式)】
(3)被害状況
海賊行為等による死者、行方不明者はありませんでした。また、日本人が負傷した事案はありませんでしたが、乗組員が負傷したケースが2件発生しています。発生事案を見ると、これまでは錨泊・停泊中に襲撃される事例がほとんどでしたが、航海中に襲撃される事案が増加しています。このほか自動ライフルを乱射された事案、日中に襲撃された事案、侵入してきた賊に巡視中の当直者が縛り上げられた事案が発生しています。
(参考3)海賊行為等による被害事例(2004年)【別添3(PDF形式)】
(4)その他参考
被害を受けた船舶は、見張りの強化や巡回監視等の措置がとられていましたが、それでもなお被害に遭っているものがほとんどです。
被害件数には計上されていませんが、海賊と推量される小型ボートに長時間追跡されながらも、アラームを吹鳴したほか、増速、ジグザグ航行等の回避操船により、追跡を振り切り海賊の侵入を防いだいわゆる未遂事例も数件報告されています。
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