

 
     
| 平成17年3月18日 | 
| <問い合わせ先> | 
| 航空局航空機安全課 | 
| (内線50242) | 
| TEL:03-5253-8111(代表) | 
 今般、富士ベル式204B-2型のメイン・トランスミッションにおいて、型式証明で承認されていないギアとローラ・ベアリングの組合せが、昨年4月9日以降、同型式のパーツカタログで認められていることが判明しました。当該組合せの追加には、航空法第13条に基づく型式設計変更が必要であるにもかかわらず、富士重工業(株)は所定の手続を行なっていなかったものです。
 さらに、上記組合せについて検証した結果、設計上、当該ベアリングの損傷を招く可能性があり、安全上問題があることが判明しました。
 これを受けて、本日、国土交通省航空局は下記の処置を行ないましたのでお知らせいたします。
 なお、現在我が国に登録されている10機の同型式機のうち1機について、当該不具合品が取り付けられていることが判明しましたが、適切な部品への交換が行なわれることとなっています。
記
(1)当該型式機の所有者に対して、適切な部品への交換と問題のある部品の使用禁止を指示する耐空性改善通報(TCD-6588-2005)を発出。
(2)当該型式機の設計製造者である富士重工業(株)については、航空法第13条に基づく型式設計変更のための必要な手続きを実施せずに、安全上問題がある設計の変更を実施したことから、同社に対して厳重注意を行い、適切な改善の指示を行った。
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