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 JALウェイズ機エンジン・トラブルに関する
 調査について(続報)
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平成17年8月18日
<問い合わせ先>
航空局航空機安全課

(内線50243)

TEL:03-5253-8111(代表)

 

 8月12日のJALウェイズDC−10型機エンジン・トラブルに関しては、当該エンジンの分解検査が、16日からJALエンジン事業部(成田空港内)において当局航空機検査官の立会い及び指示のもとに行われていましたが、その結果概要は、以下の通りです。

1.本日(18日)の作業内容

○ 高圧タービン・セクションの分解
○ 低圧タービン・セクションの分解

2.確認された事項

○ 昨日取り卸されたタービン・セクションの分解作業を行い、以下のような損傷状況が確認された。

(1)高圧タービン関係
第1段ノズル・ガイド・ベーン (静翼) 一部焼損
同 タービン・ブレード (動翼) ブレード1枚が一部欠損
第2段ノズル・ガイド・ベーン (静翼) 全周にわたり後縁部分が一部欠損
同 タービン・ブレード (動翼) 全周にわたり全損
同 エア・シール   1か所亀裂あり

(2)低圧タービン関係
第3段ノズル・ガイド・ベーン (静翼) 1/4のベーンは全損、3/4は一部欠損
同 タービン・ブレード (動翼) 全周にわたり全損
第4段ノズル・ガイド・ベーン (静翼) 全周にわたり一部欠損
同 タービン・ブレード (動翼) 全周にわたり全損
第5段ノズル・ガイド・ベーン (静翼) 全周にわたり一部欠損
同 タービン・ブレード (動翼) 全周にわたり全損
第6段ノズル・ガイド・ベーン (静翼) 全周にわたり一部欠損
同 タービン・ブレード (動翼) 全周にわたり前縁部分が一部欠損

○ 各段の損傷状況及びその配置関係から、トラブルは第2段タービン・ブレードの破損が発端となり、同破損部品が他段に損傷を与えたものと推定される。

3.今後の予定

○ 第2段タービン・ブレードが破損した原因は、分解検査に立ち会ったエンジン製造会社プラット・アンド・ホイットニー社が破損部品等を米国に持ち帰り、詳細分析の予定。
○ 本日をもって初期段階の調査は終了。原因等の究明には数ヶ月を要する見込み。


(別紙)

 

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