平成１８年５月１１日

＜問い合わせ先＞

総合政策局

国際観光推進課

（内線27413、27412、27418）

TEL：03-5253-8111（代表）

　5月10・11日、次のとおり、「第28回APEC観光作業部会（APEC-TWG）」及び「青少年交流・姉妹（友好）都市交流を通じた観光交流拡大のための国際フォーラム」（主催：国土交通省、中部運輸局）が静岡市で開催されました。
　APEC-TWG会合では、域内の観光の発展について意見交換が行われ、本年10月にベトナム・ホイアンで開催される予定のAPEC観光大臣会合における優先議題を「APEC観光憲章の戦略的再検討」などとすることを決定しました。また、日本のイニシアティブにより、観光における青少年交流・姉妹都市交流促進の重要性について議論され、　「青少年交流と姉妹（友好）都市交流の促進についての共同声明」（「青少年交流・姉妹都市交流についてのAPEC静岡声明」）が採択されました（別添参照）。
　また、同時に開催された「国際フォーラム」には、APEC-TWGの参加者を含め内外から約350名が参加し、青少年交流・姉妹（友好）都市交流の促進に向けた具体的取組みや課題について議論が行われました。

記

1. 「第28回APEC観光作業部会」会合について

   日程：

   平成18年5月10日〜11日

   場所：　　

   日本平ホテル　（静岡市清水区馬走1500-2）

   参加者：　

   以下の17ヶ国・地域等の観光行政担当者

   （議長：ファン・クァン・フゥン・ベトナム観光総局国際協力局長。日本からは、前田隆平国土交通省大臣官房審議官ほかが出席）

   オーストラリア、チリ、中国、香港、インドネシア、日本、韓国、マレーシア、メキシコ、ニュージーランド、ペルー、フィリピン、シンガポール、チャイニーズタイペイ、タイ、アメリカ、ベトナム

   この他、オブザーバーとしてマカオ、WTTC（世界旅行産業会議）が参加　（合計37名）

   議題：

   「2006年のAPEC優先分野である観光及び文化交流の促進」、

   「青少年交流・姉妹（友好）都市交流の促進」　など

   （参考）

   ○APEC（アジア太平洋経済協力） 　

   　アジア太平洋地域の持続可能な発展を目的とし、域内の全主要国・地域が参加するフォーラム。1989年11月の第１回閣僚会合（オーストラリア・キャンベラ）をもって発足。域内の貿易投資の自由化・円滑化、経済・技術協力を主要な活動とする。2006年の議長国はベトナム。

   ○APEC観光作業部会（APEC-TWG） 　

   　アジア太平洋地域における観光業の重要性が増大しているとの認識の下、APEC傘下の作業部会（WG：全11分野）のうちの一つとして、1991年に設立。メンバーは局長・課長レベル。年２回開催され、日本での開催は1995年の金沢に次いで２回目。APECの議長国（2006年はベトナム）が議長を務める。

   ○APEC観光憲章

   　2000年の第１回APEC観光大臣会合（韓国・ソウル）において採択された、観光を通じてAPECメンバー・エコノミーの経済的、文化的、社会的及び環境的安寧を改善するためのコミットメント。

   （主な内容）

   • 観光業及び観光に関する投資に対する障害の除去
   • ＡＰＥＣ域内における訪問者及び観光に関するモノとサービスの移動の円滑化
   • 観光の成果及び影響の持続可能な管理
   • 観光を経済社会開発の手段として充分に認識・理解すること

   　

2. 「青少年交流・姉妹（友好）都市交流を通じた観光交流拡大のための国際フォーラム」について

   日時：　

   平成18年5月11日（木）14:00〜16:50

   場所：　

   日本平ホテル　（静岡市清水区馬走1500-2） 1F 日本平ホール

   主催：　

   国土交通省、中部運輸局

   共催：　

   静岡県、静岡市

   協力：　

   APEC観光作業部会静岡開催実行委員会

   プログラム：

   挨拶	前田 隆平	国土交通省大臣官房審議官
   基調講演	小嶋 善吉	静岡市長
   パネルディスカッション
   第１部　「青少年交流について」
   コーディネーター：	藤井　直樹	国土交通省国際観光推進課長
   パネリスト：	高野　二郎	東海大学学長
   	張　　 西龍	中国国家観光局首席代表
   	山田　悦司	岐阜県立各務原高等学校英語教諭
   第２部　「姉妹（友好）都市交流について」
   コーディネーター：	竹田　 聡	国土交通省中部運輸局企画振興部長
   パネリスト：	森　　 貴志	静岡県企画部国際室長
   	ジェフ・リュースミューラー	オーストラリア産業観光資源省 課長
   	佐藤　久美	英文情報誌「アベニューズ」編集長
   	清水　清嗣	鳥羽商工会議所専務理事
   	洪　承杓（ホン・スンピョ）	各務原市観光交流課交流職員
   	吉田　淳毅	各務原市観光交流課主任主事

   参加者：　ＡＰＥＣ観光作業部会参加者、国・地方公共団体、観光関係団体、教育関係団体、　旅行会社等　計約350名

• （別添）　
  日本国静岡市で開催された第２８回ＡＰＥＣ観光作業部会における青少年交流と姉妹（友好）都市交流の促進についての共同声明（仮訳）（２００６年５月１１日）