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 三菱ふそうトラック・バス(株)に対する立入検査の実施結果について
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平成18年2月28日
<問い合わせ先>
自動車交通局
技術安全部審査課
リコール対策室

(内線42352)

TEL:03-5253-8111(代表)


 

  1. 立入検査の目的
     国土交通省は、三菱ふそうトラック・バス(株)(以下「三菱ふそう」という。)のリコールに係る一連の不正行為を踏まえ、平成16年5月6日付けで国土交通大臣より同社に対して警告書を交付し、リコール関連業務処理体制の改善等を求めたところ、平成16年12月17日及び平成17年1月24日、同社から改善対策の報告書が提出された。
     また、平成17年4月15日の大型トラックのVロッドの再リコール届出に関し、事案の公表・報告の遅れや対策開始までに時間がかかりすぎるなどの不適切な対応があったことから、これらの事実関係と同様な案件の有無について調査を指示し、これに基づき、6月14日に改善対策の報告書が提出された。
     国土交通省では、上述の報告書に基づく改善対策の実施状況及びその他の欠陥車関連業務の処理状況を確認するため、三菱ふそう本社及び川崎製作所並びに関係販売店に立入検査を行った。

  2. 立入検査の概要
    (1)立入検査方法
      三菱ふそう本社及び川崎製作所並びに三菱ふそう系販売会社に対して立入検査を実施し、関係者からのヒアリング、関係書類の確認等により、改善対策の実施状況等の確認を行った。
     (2)立入検査先
      1 三菱ふそう本社及び川崎製作所
    • 本社:
       平成17年8月2日、平成18年1月26日
       検査回数2回、延べ検査人員5人
    • 川崎製作所:
       平成17年8月2日〜3日、平成17年9月2日、平成18年1月26日
       検査回数3回、延べ検査人員16人

      2 三菱ふそう系販売会社
    • 検査期間:平成17年7月13日〜平成18年1月26日
    • 立入検査先:27販売会社47拠点
    • 立入回数等:延べ55回、延べ検査人員145人

  3. 立入検査結果概要と国土交通省の対応
     今回の立入検査において、改善対策の進捗が認められるものがある反面、社内関連部署との連携、リコール改修済み車両の不具合再発時の処理など、未だ十分に機能していないものも見られた。
     このため、さらなる改善が必要と認められた点について、早期に業務改善を図るよう、本日午後自動車交通局長から三菱ふそう社長宛に文書により指示を行った。
     なお、国土交通省では、今回指示をした事項を含め、引き続き、三菱ふそうから提出された改善対策が実施されているか、リコール作業ミスを防止するための対策が徹底されているか等について、監査の機会等を通じて監視することとしている。


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